murasaki

記憶の記録。あるいは独白。
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マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド / 森岡 毅
評価:
森岡 毅
日経BP
¥ 1,728
(2018-05-24)
コメント:マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド / 森岡 毅

■概要(Amazonより引用)

USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)を劇的な再生に導いた後、
マーケティング精鋭集団「株式会社 刀」を設立、
マーケティングによる日本の活性化に邁進中の戦略家、森岡毅氏の待望の最新刊! 

なぜ、日本企業はマーケティングを活かせないのか?
なぜ、あなたの提案は通らないのか? 
実戦経験を極めた著者が、あなたを成功に導く<組織論>

【第一部】 組織に熱を込めろ! 〜「ヒト」の力を活かす組織づくりの本質〜

【第二部】 社内マーケティングのススメ 〜「下」から提案を通す魔法のスキル〜

【特別対談】 成功者の発想に学べ! 〜起点となって世の中を変えた先駆者たち〜
 

■所感

やや★2寄りの★3という感じ。

というのも、本書は3部作だが、3部はそれぞれ独立しており、タイトルにつられて組織活性化観点で本書を手に取った場合はややボリューム的に物足りなさが残る。特に、第一部においては、挙げられる施策が「会議」の在り方を中心とした内容になっており、ある程度参考にはなるものの、その導入のHowやそれ以外の施策についてはあまり触れられていない。

また著者の書籍では珍しくやや全体の構造がわかりにくいのも難点で、森岡氏の会社のためのマーケティング先行で急いで発刊した感もある。

 

一方で自分としてはそれほど興味がなかった第二部は、社内マーケティングという珍しいテーマを具体的に掘り下げており、納得感がある。結構面白い。

 

尚、第三部はあくまで対談で従来の主張を簡潔に述べているに過ぎず、あまり価値は感じなかった。

 

■メモ

【目指す組織】

  • マーケティングドリブン(消費者価値基準)な組織は、市場構造に合わせて自己変革できる生存確率の高い組織
  • 会社を支える機能:.侫.ぅ淵鵐好轡好謄燹↓▲沺璽吋謄ングシステム、生産マネジメントシステム、その3つの基盤となっている「組織マネジメントシステム」
  • マーケティングドリブン(消費者価値基準)な人や組織を作る第一歩が組織マネジメントシステムの構築

 


【組織の本質的問題】

  • 性別差、年齢差、役割差が組織内コミュニケーション不全を起こす。それが組織のボトルネックになる。
  • 人間の本質は自己保存である。自己保存は自分の生存確率を最優先にすること
  • 例:頑張って勉強するのもいい生活をするための自己保存、人に親切にするのも自分の存在価値を確認したい自己保存、結婚して子を生すのも遺伝子の自己保存、著者が本を書くのも自分の思索を誰かに伝えて遺したい自己保存
  • 「個」の自己保存にとって「群れ」(会社)は手段である。一方で会社は会社存続を第一目的に掲げているので、組織と個人は利害相反の関係にあることを念頭に置く必要あり


【組織変革の要点】

  • 組織にとって正しい行動をとることが個人としての自己保存を実現するような仕組みが必要
  • ’箴絽上のために人々が好ましい行動を取る確率を上げる(マーケティングシステム)
  • → メモ:上記の建付けと重複している
  • ∩反イ僚斗徃獣任里燭瓩某諭垢好ましい行動を取る確率を上げる(意思決定システム)
  • 2饉劼望む方向へ人々を動機づける確率を上げる(評価報酬システム)


【意思決定システム】

  • 会議とは人を働かせるための儀式。自己保存の意識にしたがい、会議出席者は人前で恥をかきたくない、よく思われたい、という感情を利用する。
  • 「誰がどこで何を決めているかわからない組織」は、誰もが公に恥をかかなくてすむ仕掛けになっている
  • 自己保存をうまく利用する。議論ができ、意思決定者が明確な、意思決定を必ず行う(ガチンコの)会議があれば、そこに徹底的な準備をしてくるし、さらに全体的な利益に反する発言は逆に自己保存のリスクがある。
  • USJでは、社長が出席しないオープンな議論・意思決定の場を作った(社長と各部門の一対一では情報も共有されない)
  • → メモ:ただし、自己保存リスクに基づく会議はベターではあるが、ベストなのか(準備はするけど、発言自体は委縮する可能背もあるのでは)
  • 会議のアクションサマリー:〔榲、結論、7誅世忙蠅辰人由、し誅世亡陲鼎関係者が次に取るべきアクション(誰がいつまでに何をするのか?)を速攻でまとめて関係者に提出するルール
  • これらにより意思決定を完全に見える化した
  • 但し、活発な議論が行われるまでは1〜2年かかった

以上

| ビジネス書(組織・人事) | 01:41 | comments(0) |
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