murasaki

記憶の記録。あるいは独白。
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風の声が聞こえるか サッカーボーイズU-17 / はらだ みずき
評価:
はらだ みずき
KADOKAWA
¥ 1,620
(2017-10-26)
コメント:風の声が聞こえるか サッカーボーイズU-17 / はらだ みずき

■概要(Amazonより引用)

いつか応援席ではなく、 芝生のピッチに立ってやる。熱き高校サッカー小説

県立青嵐高校サッカー部の武井遼介は、2年に進級してもAチーム入りが叶わず、Bチームでもがいていた。県3部リーグ優勝を目標に戦う中、遼介はチームのエース・上崎響と試合中に口論となり、衝突してしまう。上崎は、サッカーに対して迷いを抱えていた。インターハイでは、スタンドで応援役にまわる遼介らBチームの部員たち。Aチームのために声を嗄らし、練習を重ねた応援歌を熱唱するが、遼介の胸には、このままでは終われない、という気持ちが強くなっていき――。

 

■所感 ※若干のネタバレ含む

以前紹介した『サッカーボーイズU-16』の続編にあたる本書。前作でも異質な存在感を放っていた「上崎響」を中心とした物語となっている。

相変わらず描写が丁寧で、自分の高校サッカー部時代なんかを思い出しながら、終始頷きながら読んだ。特に上崎のような、見た目がシュっとしていて、テクニックがあって、運動量がなく、そしてどこか集中力や規範意識が欠けた、何を考えているのかわからない、カリスマ的な選手っていたな〜と。この類の選手は本当扱いずらく、実際本書の上崎もチーム内で治外法権的な扱いになっている。モノを言うとすれば、監督やコーチしかいないのだが、彼らも彼らでその世代のエース格だけに扱いずらそうにしている、というこのあるある感。

で、そんな上崎に対して、主人公遼は怒りのような、嫉妬のような、期待のような複雑な感情を抱き、やがて衝突するわけだが、自分からすれば「わかる、わかる」という感じで、本当に感情移入して読んでしまった。そして、そこからの本当の意味での「チーム」が形成されていく過程はなかなか感動的だった。

次回はまたややこしい1年生なんかが入ってきたりするのだろうか。早く次回作が読みたい。

 

以上

 

| 小説・エッセイ | 10:46 | comments(0) |
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