murasaki

記憶の記録。あるいは独白。
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社会人大学人見知り学部卒業見込 / 若林正恭

■概要(Amazonより引用)

若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごしたぼくは、随分世間離れした人間になっていた―。スタバで「グランデ」と頼めない自意識、飲み屋で先輩に「さっきから手酌なんだけど!!」と怒られても納得できない社会との違和。遠回りをしながらも内面を見つめ変化に向き合い自分らしい道を模索する。芸人・オードリー若林の大人気エッセイ、単行本未収録100ページ以上を追加した完全版、ついに刊行!

 

■所感

現在はもう人見知りを卒業したというオードリー若林が、まだ人見知りだった頃に出したのが本書。

ここまでとは…と驚くくらいの自意識の高さだが、だからこそ自問自答の先にたどり着いた答えの中には本質を突くものも存在する。

何より各エッセイの根底を支えるのは、実はどこまでもひたむきな前向きさである。

同じ「人見知り学部生」の読者がきっと共感できるのは、自虐的な内容そのものよりも、この生きづらい世の中を笑いに変えながら懸命に生きる姿勢なのかなとも思った。

 

■メモ

印象に残った部分を抜粋。

  • 「今、幸せですか?」と質問された作家が「…ジェットコースターみたいなものかな」。わざわざ怖い思いをするために時間をかけて並ぶ、絶叫しながら乗る、二度と乗りたくないと思う、でも充実感がある、だからまた次のジェットコースターに並んでしまう。
  • 好きなものは好きでいいじゃない!そうはいかない。好きなものを好きでいるために、自分の感覚に正直でいるために場を選ぶのである。
  • 知り合いのおじいちゃんの言葉「いいかい。この世に存在する理由には二つあって。一つは何かをしているから存在していいということ。例えば、会社にいてちゃんと働いているからその会社にいていいって思えるみたいなこと。二つ目は生まれてきたら、なんの理由も無くこの世界に存在していいということ。リストラされたりして自殺しちゃったりする人は一つ目の理由が全てだと勘違いしている」
  • 何をしているときが楽しいときか、自分を俯瞰を見ていない状態の行動がきっと楽しいとき。
  • 感情を時に隠ぺいする、それが礼儀でいいのではないか。
  • 最初は風習とルールに自分も馴染まなければと、自分の心を変えようとしたけど、それはしなくてもよかった。ルールと風習に従おうとすることこそが重要で、そうすることが「社会」への参加意思を示すものだから。

 

 

以上

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