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記憶の記録。あるいは独白。
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おとなの教養 私たちはどこからきて、どこへ行くのか? / 池上彰

■概要(Amazonより引用)

現代の教養とは「自分を知ること」です。
いま、学ぶべき教養とは何か? 現代人必須の7科目とは、「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」。この7つを貫くのは、「自分がどういう存在なのか」を考えようとする問題意識だ。7科目のエッセンスを講義形式で明快に説く決定版。現代人の「生きる力」=教養の本質が一気に身につく! 

 

■所感

以前、母校の中東研究担当の教授が池上彰氏について「あらゆる図式を単純化しすぎている」と批判していたことがあったが、この単純化は著者の最大の長所である。こちらのリテラシーは必要であるにせよ、その単純さゆえにこの本も大変に読みやすく、内容も意外と知らなかったことが多く興味深い。

著者は「教養とは自分を知ること」だと言う。

自分自身の話になるが、自分の家族や周囲の人間はどういう生い立ちでどういう思想を持っていて、それが自分の人格形成にどのように影響を与えてきたのかが、今頃になって気になることがある。自分のルーツを知ることで、わかっているようでわかっていない自分自身の深層心理を知ることができるのではないかと。

本書で述べる人類や日本人の成り立ちといった話を読んだからといって、自分自身に対する大きな示唆を得られるわけではない。だが、著者の単純化した簡易な説明は、難解な歴史を読み解く入り口になるし、それは「自分とは何か」を考えるきっかけになるとは思う。
 

■メモ

・印象に残ったのは2つ。一つは病気が如何に人類の進歩に影響したかということ(例えば第一次大戦はスペイン風邪が終わらせた等)。

・もう一つは、韓国は自分たちの力で国を作れなかったというコンプレックスから、国の成り立ちに物語性を生み出すために反日教育を行ってきたと主張している個所。このへんの反日問題に関する著者の言い分は、事実はどうあれ舌鋒鋭いものであった。

 

以上

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