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そして今季も終わる(2017年振り返り2)

■1月

 

▽補強・放出終了。歪な編成に

 

<加入>

MF ハ ソンミン 蔚山現代 

FW ケヴィン オリス 仁川ユナイテッド

DF 田中 マルクス闘莉王 名古屋グランパス

FW 大黒 将志 モンテディオ山形

DF 湯澤 聖人 柏レイソル(期限付き) 

MF 伊東 俊 モンテディオ山形

GK 永井 建成 ロアッソ熊本

FW 小屋松 知哉 名古屋グランパス

MF 望月 嶺臣 名古屋グランパス

FW 大野 耀平 常葉大学

MF 島村 拓弥 京都サンガF.C.U-18

DF 麻田 将吾 京都サンガF.C.U-18

MF 仙頭 啓矢 東洋大学

FW 岩崎 悠人 京都橘高等学校

 

<放出>

FW ダニエル ロビーニョ ソウルイーランドFC

MF 和田 篤紀 ソウルイーランドFC

MF 佐藤 健太郎 レノファ山口

FW キロス レゼンデ

DF 齊藤 隆成 水戸ホーリーホック(期限付き)

MF アンドレイ シャペコエンセ

MF 山瀬 功治 アビスパ福岡

GK 杉本 大地 横浜F・マリノス

MF 國領 一平 AC長野パルセイロ

MF 永島 悠史 FC岐阜(期限付き)

DF 菅沼 駿哉 モンテディオ山形

FW 三根 和起 ヴァンラーレ八戸

FW 沼 大希 ガイナーレ鳥取 (期限付き)

FW 石田 雅俊 ザスパクサツ群馬 (期限付き)

GK 山田 元気 レノファ山口(期限付き)

MF 岩沼 俊介 AC長野パルセイロ

MF 堀米 勇輝 ヴァンフォーレ甲府

FW 有田 光希 愛媛FC

FW 矢島 卓郎(引退)

 

ご覧の通り慌ただしいオフとなった。社長やGM、監督はなにかと「継続性」を強調していたが、堀米・山瀬・アンドレイ・佐藤・ロビーニョと中盤のレギュラー〜準レギュラー格の大半がチームを去る共に、守備の大黒柱であった菅沼までも失った。特に菅沼が同じJ2の山形に移籍したのは色々な意味でショッキングだった。

逆に補強では闘莉王という超劇薬が加わったため、結局スクラップ&ヴィルドになった感が非常に強かった。

 

で、誰の目にも明らかな通り今年の不調の最大の原因がこの歪な編成である。多すぎるFW、少なすぎるMF、相変わらずのフリーキッカー不在。例えるとするならば、腕や足に贅肉が付き、肝心の胴体はガリガリという状態。特にゲームメイカーやパサータイプのMFの不在は深刻で、主軸になり得る選手が本当に誰一人いない。そもそもボランチについては昨年以前から慢性的に質・量ともに不足があり、石丸体制ではアンドレイや堀米の前への推進で不格好ながら攻撃を形作っていた。結果としてはリーグ10位の得点で終わったわけで、お世辞にも攻撃面は褒められたものではなかった。そこから更に人を削っているというのが今季の状態。

逆にFWについてはイヨンジェ、エスクデロ、オリス、大黒、岩崎、そこに小屋松や田村も含めると異様に多い。はっきり言って正気の沙汰とは思えない編成であった。

 

また、計算できる選手が去り、未知数の選手が多く加入したことも今季の大きな特徴と言える。上記の中盤の選手に加え、菅沼といったレギュラー格の流出に対して、代わりに加入した選手と言えば、どう転ぶかわからない闘莉王を筆頭に実績不十分な伊東や望月、小屋松、ハソンミン、新人たちといった面々。明らかに穴を埋め切れていない。

 

その結果、30節時点の状況で4人の中盤のうち本職でないエスクデロをボランチで起用するとともに、攻撃的なMFを仙頭や岩崎といった新人で補わざるを得ない状況となっている。さすがにこれで昇格を目指すのは難しい。

一方、闘莉王や菅野、エスクデロ、大黒という高額な有名ベテラン選手がいる分、昇格を目指すスタンスをとらざるを得ないという点もこのチームのバランスのおかしい部分となっている。

 

したがって、実績不十分な若手や新人が主軸になってしまうような選手層と身の丈に合わない一部ベテラン、それを率いるのが新米監督という何がしたいのかよくわからないチーム、それが今季の京都サンガの姿である。しかもポジションごとのバランスも悪いのだからどうしようもない。どうしたらこんなことになるのかと。本当にお粗末な話である。

 

 

▽布部監督の掲げた目標

http://www.kyoto-np.co.jp/info/sports/sanga/20170126_8.html

 

以下は京都新聞のインタビュー記事からの布部監督の抜粋。

「得点は昨年より20点多く70点くらいは取りたい。」

 →30節時点で38点。

「失点も1試合平均1点以下にしたいが、まずは勝つこと。

 →38失点。1試合平均1.27点。

「勝ち点は84以上取らないといけない」

 →37。この後仮に全勝したとしても73。

「サイドを取りたい。相手がクリアし、コーナーキックが増えるという狙いもある。長身の選手も生かせる」

 →開幕以来サイド攻撃は微塵も見られない。ボールを預けられたサイドの選手が単騎での突破を試みるのみ。

「(石丸氏)本人とも話した。積み上げてきた、いいものは継続する。その中で、僕はより速さを求めてゴール前のシーンを数多くつくりたい。ちょっとスピーディーになるかもしれない」

 →試合を見る限り昨年からの継続性は皆無。

 

定量的な目標も定性的な目標も何一つ守れていない。何の実績も根拠もない新米監督の開幕前に語る話が如何に空虚かよくわかる。

2010年、サンガのフロントは秋田氏の言葉「自分は絶対にJ2に落とさない」を信じて監督にした結果、一切復調の兆しなくJ2に落ちたが、根本的には当時と変わらない。結局、選ぶ側のフロントも選ばれる側の布部監督本人も、自他共に誰一人力量もスタイルもわかっていなかったということである。そもそも新米監督の力量を図ることはどこのクラブでも難しいわけで、失敗の歴史の連続である我らがフロントがそんな賭けに出てしまうこと自体がおかしいのだ。意思決定どうなってんだこのクラブ。信じられん。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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