murasaki

記憶の記録。あるいは独白。
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そして今季も終わる(2017年振り返り1)

30節長崎戦を終えて順位は16位。プレーオフ圏内の6位との差は12。残り12試合残っているため数字上の可能性は消えていないが、ここまで連勝が1度、しかも2連勝しかなかったチームだけに昇格の可能性はなくなったと言っていい。

一方で降格の可能性もほぼゼロに近い。こちらは更に降格圏と15差あり、群馬も山口も絶不調の状態が続いている。

こうして目指すものがなくなり、残り試合は実質消化試合となった。つまり今季はほぼ終了した。

 

はっきり言って最低のシーズンである。かけたコストからしたら暗黒の2015年を超えるひどさかもしれない。原因を挙げればキリがないが、今季は開幕前からツッコミどころが多かった。クラブもちょうど「現状説明会」とやらを開催するようなので、現状に至ったその一つひとつを振り返っていきたい。そして来年に向けての戒めとしたいと思う。

 

 

■12月

 

 

▽石丸監督解任

続投か解任か、成績や戦い方を見る限り非常に判断が難しい状況であったが、サンガは解任を選択した。前年17位を5位に引き上げたという事実は素晴らしいが、山中社長曰く「数億円増やした」という大型補強を考えると、プレーオフ圏内というのは最低ラインの目標でもあった。

ドロー15試合という結果が示す通り、ここぞという勝負で勝ちきれないことが多かった。バランス重視だが大胆さに欠ける指揮・采配は、一定のチームは作れるが勝負強さをもたらすことができなかった。確固たるスタイルが見えづらく、攻守に曖昧さが残るチームでもあった。よって、勝負強さやディテールの細かさこそがモノを言うJ2を石丸体制で勝ち抜いていく姿は想像し難く、自分自身も監督交代自体には賛成であった。多くのサポーターもこの時点ではそれほど反対していなかったのではないかと思う。

強いて言えば、かつての秋田元監督がそうだったように、なぜ大して信頼していない監督と2年もの契約(18年まで)を結んでいたのかは疑問が残る。が、そんなことはこの後に続く迷走からすると大した話ではない。

 

 

▽布部監督就任

各社がこのニュースを報じたときは耳を疑った。というか、何がどうなってこのような話になっているのかまったくわからなかった。なぜここで新人監督で、なぜ縁も所縁もない布部なのか、何度考えてもわからなかった。

その後、布部が柏でコーチを務めており選手やサポーターからの評判がよかったこと、ネルシーニョの下で優勝を経験していることなど、ネットの各所から様々な情報を得たもののどうにも腑に落ちなかった。

後に布部が小島スカウトと同い年で同大学、同時に中退、同時期に同チームに留学していたという情報を受けて、一気にきな臭さを感じた。そもそもその前に出てきた候補者も元名古屋のボスコである。おいおいと。

誰であろうと昇格が至上命題な今季において冒険に出る理由は一切ないわけで、それが更にお友達人事だと知った日には既に絶望的な心境であった。

とは言っても毎年こうして何かしら理解し難い人事がすんなりと通っているわけで、サポーターはわずかな可能性に毎度懸けるしかないのである。名波や井原、四方田の例もあるし…と。実際にはW小倉やそれこそ秋田のような例の方が多いにも関わらずだ。そしてやはり例のごとく失敗することになるのである。

 

 

▽岩崎獲得

▽仙頭獲得

▽望月獲得

▽小屋松獲得

▽永井獲得

岩崎獲得は近年の新人獲得においては珍しく良いニュースであった。強化部仕事したなと。

しかし、その後の京滋出身者の連続獲得については首をかしげざるを得なかった。純粋な「強化」以外の「邪心」がまた出ているなと。

何せどれもこれもまともに実績を残せていない選手たちであり、京滋出身の元有望株たちでしかない。J1を狙う補強としてあまりにも心もとない。

京滋出身者を集めて人気アップなんてことはいかにも我らがフロント陣が考えそうなことであり、結局はバドゥ就任の時と同じである。強化以外の余計な部分に色気を出した時点で強化は疎かになるのだ。それはフロントから現場に波及する。しかも急にこのような方針を打ち出すあたりが非常に「らしい」。相変わらず節操がない。

選手個々は頑張っている。特に小屋松はそれなりに結果も出している。しかし堀米の穴を埋められているかと言われれば話は別であり、結局監督選びにしろ選手獲得にしろあまりにも根拠の乏しい戦略をしているからこそ、結果も出せないし後に反省することもできないのだ。

しかしながらこの獲得は迷走の序章に過ぎなかった。後に我々は驚愕の知らせを受けとることになる。

 

 

▽闘莉王獲得へ

ついに手を出したかと。今季を見てもわかる通り、未だに局面においては圧倒的なパワーを発揮する選手である。しかしチーム作りにおいてこれほど難しい選手もいない。なぜならその長所を生かし短所を目立たなくするためには、闘莉王を中心としたチームを作らざるを得ないからだ。現にいまのサンガがロングボール一辺倒になっているのはわかりやすい。FWに置こうが、DFに置こうが、起用した瞬間にチームとしての戦術の幅が大きく狭まるのである。更に難しいのは怪我がちであるということ。中心に据えたら据えたで計算できないという悪夢。しかし新人監督にこれほどの選手をベンチに置く勇気はあるまい。新人監督じゃなくても常に気を遣う存在だろう。だからこそ半年間どこも手を出さなかったのだ。かつて元名選手をかき集めて痛い目に合ったことが何度もあり、つい1年前まで大黒や金に散々悩まされてもこれだから本当に救いようがない。

 

 

▽大黒復帰

と思っていたらその大黒もまさかの復帰。なぜそうなる?出てくる言葉はそれだけである。

14年〜15年、サンガ暗黒期の象徴である。我々はその得点力と引き換えに、チームが完全な停滞に陥る状態を幾度となく見てきた。大黒がゴールを決めているときは、チームの攻撃のバリュエーションが極限まで狭まった状態であり、あまりの存在感の大きさに味方は大黒一辺倒でボールを集めてしまう。そして結果を出しているがゆえに代えられない。

結局、サンガや山形のような小クラブが簡単に扱えるような代物ではないのだ。

 

散々痛い目に合っても、節操なく目の前のネームバリューに飛びついてしまう。本当に下品である。

 

 

▽山中社長「約10人の監督候補を比較し、断トツで布部さんしかいなかった」

http://www.kyoto-np.co.jp/info/sports/sanga/20161218_6.html

言葉が軽い。「リーダーシップ」「マネジメント能力」「フットボールスキル」って具体的に何なんだ。素人監督に負ける残り9人ってなんなんだ。全員素人なのか。

他にもいろいろな発言があった。以下議事録より。

http://www.sanga-fc.jp/uploads/pdf/20161217sapokan_005.pdf

 

「私の目標は、2030 年ごろまでには、全然ぶれないチームはどこや?に、「東の鹿島、西の京都」と言われたい。ということで、去年創りましたサンガバリュー、それと、経営理念を創っております。これを変えるつもりもございません。」

「「闘争心を持ち、フェアプレーに徹し、最後まで全力でプレーする。」というサンガバリューを創り出してくれる監督」

→東の鹿島、西の京都はもはやネタだが、このサンガバリューもまた社長が変われば変わるのだろうか。そもそも浸透している感がないが。ちなみに反則ポイントは30節終了時点で最下位。一体フェアプレーとは?それを創り出してくれる監督とは?

 

「社長からみて今年の「一丸」度は、どれくらいだったのかなと思われますでしょうか。」

→出席者の発言だがどういう意図だったのだろうか。よくわからない。

 

「過去、勝てば勝つほど集客が減ってきたというプロ野球にもサッ カーにもチームがあるんです。」

→それってすごいレアケースまたはある程度成績が高止まりし成熟状態にあったチームなのでは。なんにしても、我々は何よりも勝利に飢えているわけで、その辺がわかっていない。

 

「 私の今の頭の中では。2019 年、2020 年の連覇に切り替えざるおえない状況になっております。」(J1連覇について)

→まだ言っているのかと。

 

「これからは、毎年カンファレンス後の恒例にしたいと思いますんで、全員で立ってパンパンやりましょか。みんなで J1 行くぞ!パンパンで行きましょか。 みんなで J1 行くぞ! (出席者の皆さん) パンパン(手拍子)」

→字面で見ると間抜けだ。

 

非常に限られた時間・質問数の中、理解に苦しむような決定事項ありきで、上記のような根拠の乏しい話をひたすらされるため、結局疑問が解決しないまま終わるのがサンガの説明会である。もはやサポーターもフロントに対して諦めている節もあるし。

「現状説明会」とやらもきっと大した意味を成さないだろうと思う。

 

 

以上、とりあえず12月の振り返りは終了。やはりこのクラブはどこからつっこんだらいいのかわからないくらいツッコミどころが多い。

 

つづく。

 

 

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