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記憶の記録。あるいは独白。
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去る人、来る人、残る人(来る人編)
次は来る人について。

GK菅野孝憲 ←柏(完全移籍)
まさかの大物加入。
間違いなく大幅な戦力アップであるし喜ぶべきところなのだが、流出が多かった攻撃陣に比べ守備陣ばかりが増強されたのがやや不安。何よりかなりのお金を積んでいることは明確で、この加入により昇格に向けて一気に退路が断たれた印象がある。
ただ実際には大幅な入れ替わりや前線の乏しさもあるため、戦力的には昇格候補の3番手にも入っているとは思えず、期待値ばかりが上がってしまっているのはかなり不安。大木監督2年目以降のような悲壮感につながらなければいいが。

DF牟田雄祐 ←名古屋 (完全移籍)
近年では稀に見る良い補強だと思う。CBの層の薄さにはもう4年くらい悩んでいたわけで、長期に渡って主軸を担える選手を獲得できたことはかなり大きい。また、これまでサンガはCBに足元の技術を要求してきたこともあり、どうもスマートなタイプの選手が多かったが、堅実な大型CBがきたということが嬉しい。

DF高橋祐治 ←讃岐(レンタル復帰)
アカデミー卒業生たちの流出ニュースが相次いだ中での復帰発表は、既定路線とはいえかなり嬉しかった。ただ、高橋ももう5年目であり残された時間はそれほど多くない。同ポジションには大型補強が行われており、厳しいポジション争いを勝ち抜かねばならないが、元々の期待値からすればこれくらいの競争は勝ち抜いてもらいたいもの。

DF染谷悠太 ←C大阪(完全移籍)
復帰のニュースを初めて聞いた時以来正直手放しでは喜べていない。こういった呼び戻しは千葉が一度完全に失敗しているし、年齢ももう30に差し掛かろうとしているわけで、声を掛けやすいところに掛けただけの非常に安易なやり方だと思ったからだ。何より染谷は雑誌で「サンガのバンディエラになりたい」と言ってから舌の根も乾かぬうちにあっさりと移籍した。数ある移籍の中でも特に強く失望したことを今も覚えている。
こうなったからには、これだけの補強の中でも格の違いを見せるくらいやってくれないと困る。当時よりも成長した姿を見せてもらいたい。

DF本多勇喜 ←名古屋(完全移籍)
名古屋の主力と言えば聞こえはいいが、SBとしての攻撃力はかなり乏しい印象で、左サイドの停滞につながらないかが心配。とはいえ、対人守備の安定感は同タイプの下畠や磐瀬と比べても確実に上だろうし、純粋な戦力アップであることは間違いない。
また、3バックの左にピッタリフィットしそうな感じもするので、そういう意味でも貴重な存在になっていくだろう。

DF國領一平 ←MIOびわこ滋賀(JFL/レンタル復帰)
黄金世代であった同世代の中では最も期待感が薄い印象だが、同じような境遇であった下畠が自分の存在価値を掴みつつあるように、今季は試合に絡んでいってもらいたい。ただ、そもそもどのポジションの選手なのか。プレーを知らなさ過ぎて逆に楽しみでもある。

DF齊藤隆成 ←FC大阪(JFL/レンタル復帰)
ユース時代に見た豪快且つ繊細なドリブルが強烈に印象に残っている。昨年の天皇杯ではセレッソを相手に2・3人を抜き去るドリブル突破を見せており、それなりに成長していることが確認できたし、少しほっとした。今季の左SBは自ら運んでいけるタイプが少ないため、意外と重要な存在になるかもしれない。

MF岩沼俊介 ←松本(完全移籍)
正直全くプレーの印象がない。ボランチと3バック時のウイングバックは現状層が薄いので、そのあたりを見越した獲得になると思われるが、今の時点では良いとも悪いとも言い難い。どんな選手なのだろうか。

MF荻野広大 ←京都U-18(新加入) 
原川の移籍により不在となった攻撃的ボランチを担えるのは現状荻野しかいない。昨年は高校生ながらきちんとパスを散らせていたし、今年の選手層においては新人ながら期待値が高い。原川の存在を忘れさせてくれるような活躍を見せてくれると本当に嬉しい。

MFアンドレイ ←パルメイラス(ブラジル/レンタル移籍) 
未知数。動画で見た印象では、高さはありそうだがプレーはゆったり(悪く言えばもっさり)とした感じも見受けられ、日本のサッカーの中でどれだけやれるかはわからない。ジャイロのようにならないことをただただ祈るのみ。
今季は原川・田森・金とレギュラークラスのボランチが全員出て行ったにもかかわらず、そこに即戦力クラスをほとんど獲れていない。そのため、アンドレイがこけてしまうとセンターラインが立ち行かなくなってしまう。今季の成否を握る補強であり、アンドレイに今季のサンガの命運がかかっていると言っても過言ではない。

MF佐藤健太郎 ←千葉(完全移籍)  
正直印象はよくない。毎年煮え切らない、腹を括れないチームになってしまう千葉の象徴的な選手であり、無難なプレーしか選択しなかった記憶がある。千葉のスタメンを見てまず欲しいとは思えない選手であったし、田森を切って佐藤を選んだことには解せないでいる。左利きをほしがる石丸監督の意向だろうか。
山形時代は良い選手だったと聞くし、環境を変えることで何とか一皮剥けてもらえればと思う。

MF堀米勇輝 ←甲府(完全移籍) 
駒井・伊藤という石丸戦術の核であったテクニシャンが去った今、堀米の加入はとてもつなく大きい。最後の崩しを個人のアイディアや突破力に頼りがちな石丸戦術においては、堀米の加入がなければ攻撃が立ち行かなかった可能性すらある。
U-17代表時は小島・柴崎・高木と共に見事なパスワークを形成した中盤の一人であり、宮吉への鮮やかなスルーパスは未だに憶えている。宮吉とのコンビが見られないのは残念だが、思う存分自由にプレーしてもらいたいと思う。

FW沼大希 ←京都U-18(新加入)
イメージ的には典型的なストライカー。3トップ戦術になることが多いサンガの中でどのように居場所を見つけていくか、これから困難な挑戦が始まると思う。結果を残すことでしか存在感を出せないタイプだと思うので、持ち前の決定力を早い時点から発揮してもらいたい。

FWイ・ヨンジェ ←長崎(完全移籍)
FWの目玉補強。フィジカルとスピードとテクニックをバランスよく持つタイプなので、かなり使い勝手はよさそう。得点をそれほど獲れていないのは気掛かりだが、間違いなく攻撃を活性化してくれる存在にはなるだろう。

FW田村亮介 ←鳥栖(レンタル復帰)
帰ってきてくれて本当に良かった。一気にドリブラーが抜けた今季においては、かなりの出番があるものと予想される。今季のサンガの攻撃陣の薄さを考えると、試合に出るだけではなく主力級の活躍が必要。結果を残してほしい。

FW矢島卓郎 ←横浜FM(完全移籍) 
なんとか埋まったセンターフォワードのリザーブ。ここ数年の怪我がち且つ得点欠乏状態を考えると期待はし難いが、とり得る選択肢としてはかなりマシな方だろう。
元々はポテンシャルの塊のような選手である。自分自身、2008年に清水との試合で見た岡崎と矢島の2トップには鮮烈な記憶が残っている。特に矢島は強靭且つ機敏でフォアチェックからドリブル突破まで動きの一つひとつにサンガDF陣はとことん苦しめられていた。デカくて速くてうまい、一言でいえば馬力があるFWであり、当時は将来の代表入りすら感じさせられたほどだった。
現在どのような状態にあるのかはわからないが、できることならあの頃のような輝きを見せてもらいたいと切に思う。

 
| 京都サンガF.C関連 | 23:31 | comments(2) |
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| - | 23:31 | - |
コメントは初めてですが、毎度興味深く読んでいました。前回の記事で「言いたいことは山ほどある」と仰っていましたが、ここも含め私が愛読しているサンガ系ブログが昨季後半ほとんど更新されなかったことが、その山ほどの言いたいことを語り尽くしているように思われます。今季は語り甲斐のあるシーズンになることを祈るばかりです。

先日の京都新聞の記事に、まだFWの補強を検討していると書かれていた覚えがあります(今手元にないため引用できず申し訳ありません。一昨日かそこらの朝刊だったと思います)。
主力6人を補強すると言った割に一番の目玉がそこに含まれなかったGK菅野になっていたり、今季の補強話はどうも眉唾モノのような気がしますが、層の薄い部分は今後も何かしらあるのかもしれませんね。
| yann | 2016/01/29 4:20 PM |
>yannさん

しばらく放置していたにもかかわらず、コメントを頂きありがとうございます。未だに読んでくれている人がいるのかと疑問を持ちながら記事をアップしましたが、実際にいることを知れてすごくモチベーションになります。

補強の件はおっしゃる通りで、社長に関しては大型補強発言をはじめパフォーマンス的な言動が多いのはかなり気になっています。
功名心が強く、前任者の否定から入って、短期的な結果獲得に向けてわかりやすいスクラップ&ヴィルドをしたがる、という今井前社長にも共通する特徴が既に見え隠れしてますね。大企業のサラリーマンらしいというか
いずれにしても、今回の大型補強発言に対してはサポーター全体でもっと冷静な反応があってよかったと思います。あくまでWEB上での反応の話ですが。
| ejimiuson | 2016/01/30 11:43 PM |









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