murasaki

記憶の記録。あるいは独白。
既に絶望的(2015年J2第4節VSカマタマーレ讃岐)
1−1


以下雑感。



◆今季の不振を確信

・予想通りの厳しい状況は続く。負けなくてよかったという試合。(いや、長い目で見れば負けた方がよかった?)

・第2節から引き続き、昨シーズンのバドゥ・川勝体制にも似た深刻な閉塞感がある。

・SBには猪突猛進のクロッサーを配置し、中盤にもプレイメイカーを置かない。FWは3人。明らかに縦への速さを重視した布陣。

・しかしながら、守備の構築・速い攻撃という和田監督のキーワードとは裏腹に、J2においてサンガはどの試合でもポゼッションする側になってしまう。選手の意識もそうだし、それなりの実績ある選手を並べている手前、とりあえず受けて立ってしまう。

・結果、攻撃には全く形・連携がなく、選手がどうやって攻めたらいいのか迷っている状態。

・ポゼッション型のクラブがセレッソくらいしかいない今季J2において、この状態は1年続くだろう。結果は言うまでもない。

・サンガ自身、ポゼッションをある程度放棄しブロック&カウンターという形に振り切れる程の腹の括り方はできまい。和田監督にそこまでの勇気・力量があるとは思えない。



◆監督軽視

・今季、野口GMはある種育成よりも昇格を最優先しベテランの獲得を行った。山口、キムナミル、佐々木、ファンジンソン、いずれもピークを過ぎた感のある選手たちではあるが、その経験を買っての獲得になった。もちろん彼らの背中を見ることが若手の成長につながるという狙いはあるにせよ、和田監督の選手起用法を見る限り即戦力としての狙いが強いのは間違いない。

・「経験のある本物に来てもらいたかった」と野口GMは語っていた。ただ、思うのは、「経験のある本物」がいなかったのが昨年の低迷の原因なのかということ。大木時代は若い選手を多く起用しながら2年連続で3位だった。選手の経験の無さや戦力に低迷の原因を求めることに違和感を感じた人は多かったのではないか。

・というか、あの低迷の最大且つほぼすべての原因は、選手の能力以前に実績のない監督を呼んできた結果だろうと。あるいは、そもそも真面目に監督を選ばなかった結果だろうと。

・昨今の戦力が平均化したJ1/J2においては、監督の力量次第で同じクラブが降格もするし、即J1優勝すらしてしまう。

・よって、選手にお金をかけるより監督にお金をかける方がよっぽど効率がいいのは自明の理となっている。昨年の松本や湘南、山形を見てもそうだし、素人に任せた磐田を見てもそう。

・そして、実績ある監督はどこに行ってもいい成績を残すし、その逆も然り。いきなり低迷することはあってもいきなり向上することはほぼないのが現実だ。

・じゃあ和田監督はどうか。監督次第の状況の中で、他J2クラブの監督は、関塚氏、アウトゥオリ氏、小林氏、柱谷幸一氏、高木氏と名だたる指揮官が揃う。彼らは少なくとも和田監督以上の実績は残してきた監督と言える。

・それだけを見ても、自動昇格は夢のまた夢であり、良くて6位くらいという予想になってしまう。

・実際、内容を見ても、既に12年のヴィッセルと同じ状況が起きている。それは、ポゼッションを意識し出したクラブに連携や攻撃の形をほとんど植えつけられなかったということ。その結果、それなりだった守備にも綻びを見せたということ。そして最終的には、どちらにも腹を括れない中途半端なクラブは、上位にはがっぷり四つで負け、下位の食い物にもなったということ。

・純粋に挑戦する側の心理で上位を目指すクラブでなら、和田監督はそれなりの結果を残すかもしれない。柱谷哲二監督がそう。とりあえず守備の構築と球際の強さを植え付ければ、上位は難しくとも中位は安定して確保できるからだ。クラブもそれ以上のものを求めないので割り切った戦い方もできる。

・しかしサンガは、J2の中位ではなく昇格を目指すという「建前」がある以上、どうしてもポゼッションする立場になる。

・この和田監督の特性とサンガの状況のミスマッチは、間違いなくあの時のヴィッセルと同じ状況を引き起こすし、既にピッチ上で起きてしまっている。その結果がこの1勝2敗1分けである。

・これは和田監督の名前が挙がった時点で誰もが想像できた状況である。だからこそ何故和田監督を選んだのか未だにわからない。

・人柄?人格?それは実績を上回るものなのか。

・というわけで、昨年同様、監督選びを軽視した結果が早々に苦しい状況を生んでいる。



◆問題の本質

・この手詰まりの状況で攻撃の立て直しを図る方法としては、指揮官が策を持っていない以上、それができる選手を先発させるくらいしかない。しかしクラブは数少ないヴィルドアップの担い手である福村を出してしまった。

・ちょっと正気の沙汰とは思えない。

・和田監督は自分の能力の中で恐らく最大限の仕事をしている。しかしフロントがこれだけ「わかっていない」と、もうどうしようもない気がする。おそらく今後も頓珍漢な補強を行うのだろう。(元ヴィッセルとかベテランとかタイ人とか)

・サンガが、エレベータークラブ⇒J2上位⇒J2中位(現在)と徐々に下降しているのは、どうしようもない強化戦略の乏しさを従来のように一定の資金力でカバーできなくなった結果なのだろうなと。

・昨今、小規模のクラブ含め他クラブが真面目に強化に取り組んでいる中で、いよいよ京セラ出身経営陣の主導クラブの駄目さ加減が、露骨に成績に表れてきているのだとつくづく感じる次第。やはり今季の展望はかなり暗い。



以上







 
| カマタマーレ讃岐 | 19:02 | comments(0) |
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