murasaki

記憶の記録。あるいは独白。
あまりにも無力 <2010J1第25節VSサンフレッチェ広島>
0−3



予想された相手のパスワークに成す術なく翻弄され惨敗。個々のイライラやチグハグなシステムを見る限り、チームはいよいよ崩壊の様相を見せ始めたようだ。もはやこのチームには何の可能性もない。終戦。


■ジリ貧戦術からの脱却を

今節は、というか今節も、自陣に人数を割いてブロックを築く戦術が採られた。だがその実態は人がいるだけ。マークの受け渡しが未整理だったり、そもそもマーク自体が曖昧だったりと個々の責任感は皆無で、結果として一本のロングフィードや流動的なダイレクトプレーで易々とDFラインを突破されていた。ザルとはまさにサンガ守備陣。

一体いつまでこの可能性のない戦い方を続けるのだろうか。今のサンガはどれだけ守勢になろうが、確実に失点してしまう体質を持つ(そこが山形とは違う)。それは恐らくメンタル面での失敗経験の積み重ねなどが影響していると思われる。そして先制されると、攻撃面においてはまったく無策であるサンガの勝率は一気にほぼ0%まで落ちる。今の戦術を採用している以上、きっと上記の悪循環は止まることがない。
特に今節の広島というチームは、フリーでボールを持たせれば少しの隙間に的確な縦パスを打てる優秀な供給源が後方にいくつも控えている。如何に相性の悪い戦い方をしていたか監督はわかっているのだろうか。そして選手たちも自分たちのサッカーがまったく通用していないことは明白なのだから、ディエゴ・ドゥトラの独断のプレスに連動していくくらいの自主性が欲しかった。勝ちへの意志がまったく見えない。

脆弱なメンタルに陥っているサンガにとって、現行の戦術はジリ貧以外の何者でもない。そもそももはや降格は規定路線のような現状である。もっと大胆な戦い方ができないものなのか。今のサンガに最も必要なのは開き直りである。負け癖とも言えるような雰囲気が染み付いているスタメン陣を一掃し、フレッシュな若手を起用し、ゴールへの意志を感じさせるような前のめりなサッカーを行っていくべきだ。そうでもしない限り、今節でついに露呈した士気の低下や戦術の崩壊を立て直すことはできないだろう。なにより未来がない。



■モチベーターの不在

今節で確信したが、やはり監督には戦術はおろかモチベーターとしての手腕もないようだ。この閉塞感極まりない状況を作り出した責任は監督にある。もちろん、最悪なタイミングで新人監督に託したフロントの馬鹿さ加減は言うまでもないが。
そしてそれ以上に、選手たちの中でリーダーシップを発揮していると思われる選手がいない。味方を叱咤し鼓舞するような選手は試合を見ている限り見当たらない。シジクレイ・佐藤勇人の移籍は、プレー面よりもむしろこの部分で大きな影響を及ぼしている。彼らのようなチームをまとめて勝利に向かわせようとする努力者がいなくなったことで、今のチームは各選手が自分勝手に別々のストレスを抱えているような状態でかなり不健全なことになっている。その意味でも、残念ながらこのチームに逆境を跳ね返す力がない。



■何かを変えろ

フロントは無能、監督は無策、選手は無気力。このサンガというクラブのどうしようもない無力さに対して、サポーターは動員数の低下という明白な形でNOを突きつけている。選手の表情、雰囲気、スタメンの選考などあらゆる面で、試合が始まる前の段階からいまのサンガには勝てそうな雰囲気がまったくない。ついに空中分解寸前の状態になりつつあることも、今節の選手の様子、コメントを聞いて知った。そんなチームに価値などあるはずがなく、現状サンガに関わる全員が住民に愛される努力を怠っていると言わざるをえない。サポーターの減少も当然である。

僕は真剣に危惧している。いまのような試合を続けていった結果失うものは、単なる降格だけでは恐らく終わらない。サポーター、一般人、そしてスポンサーまで、あらゆるものがサンガから去っていく可能性がある。下手をすれば東京Vのようなことになる可能性も現状を考えればまったく否定は出来ない。
もはや、監督、選手には残留なんて贅沢はもう望まない。それよりもいまは、各々がもう一度心から危機感を感じて、来季に向かって何かを変えていく努力をしてほしい。特に秋田監督にはこの空気を一新させるような大胆な転換を本気でお願いしたい。そうでもしない限り、このクラブに未来はない。



| サンフレッチェ広島 | 15:49 | comments(1) |
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