murasaki

記憶の記録。あるいは独白。
当ブログと京都サンガの”平成”を振り返る

このブログを2008年に立ち上げて、今年で11年になる。気づけば記事数も300に到達しようとしている。今読み返すとどうしようもない内容の記事も多いが、一方で我ながら埋もれさせてしまうのも勿体ないと思うものも少ないが存在する。特にサンガに関する記事は毎度魂を込めて書いてきた分、思い入れが強い。

 

そこで、ちょうど平成が終わった節目でもあるので、サンガ史の振り返りも兼ねて、サンガに関する過去記事のうち特に自分が気に入っている10の記事を紹介しようと思う。ただし、振り返りにあたっては、せっかくなのでそもそもの自分とサンガとの出会いやブログ開設の経緯から話そうと思う。

 

 

■サンガとの出会い〜ブログ開設前まで(1995年〜2007年)

 

初めてサンガの試合を観に行ったのは1995年の鳥栖フューチャーズとの一戦だった。当時、父親に連れられてよくわからず観に行ったと思うが、J昇格に向けたスタジアムの熱気を身体で感じた一日だった。

特に1998年ごろはよく観戦に行ったもので、黒崎や松永、シーラス、そしてエジミウソンが何故か大好きだった。子どもながらに観ていて頼れる存在だったのかなと思う。

 

とはいえJ昇格以降のサンガの苦渋の道のりは周知の通り。頭に残っているのは負けた記憶ばかりで、実際当時はこれほどまでに負けが多いことが不思議でしょうがなかった。しかし当時は「なぜサンガは弱いのか」という素朴な疑問に答えてくれる人はどこにもいなかった。自分の周囲でサンガが好きという人間はほぼおらず、サンガについて熱く話せるのは自分の兄弟くらいであった。

 

2000年からの3年間は、京都から他府県に引っ越したこともあり、サンガを観る機会が極端に減った。その3年の間にサンガは2000年J2降格・2001年J1昇格・2002年天皇杯優勝というまさしくジェットコースターのような日々を過ごしていたわけだが、個人的には悲しくも嬉しくもありながら、どこか他人事な感覚が正直あった。

特に2001年頃に何かの用事で京都に行った際に、1年ぶりくらいに西京極でサンガを観たときの不思議な感覚を今でも覚えている。黒部という見慣れない、しかし絶対的なエースがいつの間にか君臨していて、サポーターは「くろべーくろべーサンガのくろべー!」と誇らしく歌っている。本当に別のチームに変わったんだなと実感させられた。

 

2003年から京都に引っ越し、またサンガを少しずつ観るようになった。この年の最終結果はJ2降格。シーズンの最初から最後まで調子が上向かず、個人的にも辛い記憶が多い。その一方で、観戦に行く度にダラダラと負けるこの感覚が、不思議と懐かしくもあった。

その頃だと思う、今はなくなってしまったが、「唯紫論」というサンガの戦評を書くサイトを発見した。それは、幼少期からずっと感じてきた「なぜサンガは弱いのか」を、初めて論理的・図解的に説明してくれる存在であった。また単にロジカルなだけでなく、その言葉の節々からは、どうしようもないクラブへの愛憎を感じたものであり、見るたびに共感するばかりであった。初めて読んだときは感動したし、純粋に憧れた。こんなクラブであっても、他クラブでお目にかかれないような素晴らしいサポーターがいるのだなと。

 

2005年はサンガにとって一つの転換点だろう。黒部や松井をはじめとした伝説の天皇杯優勝メンバーはほぼいなくなる、もしくは試合に絡まなくなった。代わりに強烈な外国人トリオやJ2オールスターと言われるような新たな陣容に生まれ変わり、2003・2004年の暗い記憶を吹き飛ばすように、豪快に勝ち続けた。

自分は部活でほとんど現地観戦はできなかったが、何となく良い思い出は多い。特に開幕戦の水戸相手の2点差の逆転劇、その際のアレモンの不思議なダンスは今も頭に焼き付いている。

一方で、パウリーニョがすごいのはわかるが、試合内容をちゃんと見ても何故これほど勝てるのかがよくわからないチームでもあった。ただただ勝負強いという印象で、翌年のJ1に向けてぼんやりとした不安を感じていたことをよく憶えている。

 

その不安は2006年にしっかりと的中した。そして、それまでその年ごとの結果に一喜一憂していたのが、この3度目の降格を経験したことで、はっきりと思ったことがあった。ああ、サンガって他のどのJクラブよりも駄目なクラブなんだなと。感じたというより突き付けられたという言う方が正確なのかもしれない。

したがって、クラブの経営に強い問題意識を持ち始めたのはこの頃である。

 

2007年、自分も大人と言える年齢になり、試合を現地で観ることもかなり増えた。

この年はサンガ史に残る激動のシーズンとなった。大学生に負けたり、確かロスタイム被弾が3試合ほど連続で続いたりと、怒りというより理不尽さを感じていたように思う。特にホームのセレッソ戦の最終盤において、勝っているにも関わらずCKで攻撃参加に向かった秋田の後ろ姿に猛烈な不安を感じたことはよく覚えている。あれよあれよという間にカウンターを食らって失点した際の虚無感は計り知れないものがあった。

一方で、田原豊や渡邊大剛といった不器用な若いタレントたちが、壁にぶち当たりながらも徐々に成長していく様は胸を打つものがあった。最も思い出深いのは当然入れ替え戦。彼らが力を発揮し、中堅・ベテランが死力を尽くしたこの一戦は、激動のシーズンを締めくくるにふさわしいクライマックスであった。素直に感動した。

 

この頃から、自分でもサンガについての文章を書いてみたいという思いが強くなっていた。


 

■ブログ開設〜現在(2008年〜2019年)

 

そして2008年、柳沢やシジクレイ、佐藤勇人といった今までにない華やかな陣容と彼らの奮闘による序盤の快進撃を見て、このブログを立ち上げることになる。

以降、細々と続けながら、気づけば11年が経過した。その間のサンガの歴史は、2011年の天皇杯準優勝の栄光を除けば、基本的には暗く苦しい時期が多かった。状況は緩やかに悪化してきたと言っていい。

それに伴いブログの内容は、当初ピッチ上での話が中心だったのが、何度も同じ失敗を繰り返すクラブに対する、監督の選定や選手の補強といったチーム強化に関わる領域に話題が移り、今ではそうした経営判断が行われてしまうクラブ経営やスポンサードの在り方などの根本的な在り方が話題の中心となっている。

 

さあ、ここからがようやく本題である。このブログ開設以降の11年間を過去記事と共に振り返ろうと思う。

 

 

2010.08.04  京都サンガF.C.との闘いは続く

その独裁性と不可解な采配故に有能な人物までも時に対立しチームを去ることになってしまっていたのは、やむをえない部分はあるとはいえ残念だった。倉貫、斉藤は今チームが最も欲しているタイプのプレイヤーである。佐藤はいろいろと発言に思うところは多いものの、彼の移籍が今季の不振につながっている部分があるのは否定できない。パウリーニョの移籍もただただ悲しかったし、もう少しやりようがあったのではないかとは今でも思う。菅澤氏のユース黄金世代が大成する姿も見てみたかった。 
なんにせよ、そのやり方は時に我々の常識を超えており(CB重視とかコンバート地獄とか)不満を持つことも少なくはなかったが、彼がサンガという組織に巣くう弱者のメンタリティと戦い続けてくれていたのは確かであった。なぜなら今までこの難題の改革に本気で取り組んでくれた人間はいなかったからだ。

久々のJ1に胸躍らせた2008年、明らかにおかしくなり始めた2009年を経て、2010年はサンガが最後にJ1にいた年である。ジリ貧状態が続いていた加藤久政権の崩壊、そして秋田政権による座して死を待つ感覚、そして降格、久々にクラブとしての地力の無さを感じさせられた年であった。

この年の加藤氏解任時に書いたのが当記事で、主に加藤氏の功罪について述べている。独裁という歪な体制ながら、初めてクラブにまともな補強を持ち込んでくれた氏に対する複雑な思い、そして後に裏切られることになる秋田氏への淡い期待を述べている。

 

 

 

2010.12.12 馬鹿は死んでも治らない <2010サポーターズミーティング>

とはいえこのフロント陣である。おそらくまた3、4年スパンで、いや下手すれば彼らと契約の切れる二年後にも、信じられないような判断をきっと下すだろう。この会議で尚更その思いを強くした。

そもそもこのチームに希望など感じてはいけないのだ。その諦めの境地こそが今会議の最大の収穫である。近い将来、京都サンガF.C.はきっと歴史を繰り返す。

同年、シーズンの終わりに行われた所謂サポミの内容について暴露したのがこの記事である。

過去の記事の中でも最も多いアクセスがあったかもしれない。サッカー系の様々なサイトに貼られていたことを憶えている。

今改めて見ると、サンガ社長たちの”煮ても焼いても食えない”感覚というか、論理性の無さ、もっとはっきり言えば話の通じなさのようなものをこの頃から感じ始めていることが、文章の節々から伝わってくる。

 

”出典:京都産業大学HPより引用

※今井元社長。年を追うにつれてどんどん馬脚を現していった。

 

 

2012.12.30 J1定着に必要な1年だと信じて(2012 J2第39節〜第43節+昇格PO & 総括) 

エレベータークラブのサンガにとって、重要なのはJ1昇格ではなくJ1定着であることは言うまでもない。

また1年間J2で戦わなければならない、という事実は言うまでもなく重い。クラブの経営は傾くだろうし、ジリ貧の始まりとなってしまう可能性もある。どうやら一部人材も流出しそうだ。

それでも、長期的には意味のある1年になるかもしれない。

後々「あの1年があったから」と言える日がくるかもしれない。

明らかに不安定な今季より、来季1年を経ることでJ1で生き残っていけるための基盤をようやく確立できるかもしれない。

J2の舞台だからこそ新たな芽が台頭するかもしれない。

そんな願いと妄想を胸に、苦しかった今年1年を締め、来年を楽しみに待ちたいと思う。

2012年は、2011年の大木体制の着実な成長と天皇杯準優勝の成果を経て、とてつもなく大きな期待を背負ってスタートした。しかし他クラブの対策は想像以上に厳しく、大木氏を投影したような人間味のあるチームは苦戦に次ぐ苦戦を強いられた。そして、志も実力もあるのに勝ちきれない不条理をクラブに関わる誰もが嘆いた。

それでも、チームは懸命に昇格の一歩手前まで到達する。しかし最後の最後まで現実は冷たく、最終節のまさかの昇格失敗、その後のプレーオフでの大敗という悲劇的結末を迎えることになる。雨が降りしきる中、心の底から落胆した最終節甲府戦は、とても辛い思い出である。

本記事はそんな一年の総括として、明らかにショックから立ち直れていないものの、前を向くために懸命に自分の頭の中を整理した記録である。今思えば立ち直りに向けたリハビリの一貫であったとも言える。

 

 

 

2014.07.08 祖母井GMへの期待と裏切り(2014シーズン前半戦振り返り2/4)

恐らく日本で最も有名なGMである祖母井氏。今までチームを食い物にするような人物すらいたようなサンガフロントにおいては、名の知れたGMが来てくれるというのは正に待望であり悲願であった。が、この3年半、特にこの半年の仕事ぶりには、期待を大きく裏切られた感がある。

2013年にまたも一歩手前で昇格を逃し、ついに大木氏も去った。よって2014年は、大木氏の次だからこそ、大木氏が苦手としていた部分を補完できるような監督さえ来てくれれば、という期待も強くあったように思う。だが実際に来たのは宇宙人バドゥ氏であり、ここからサンガは終わりの見えない迷宮に迷い込むことになる。本記事はそのバドゥ氏を連れてきた祖母井氏への怒りを込めて書いたものである。未だに正気の沙汰とは思えない。

 

 

 

2014.08.02 全選手+α個別評 −FW・スタッフ・メディア編−(2014シーズン前半戦振り返り4/4)

彼にはいくつか悪い意味で伝説的な記事があるが、ここ最近ですらいくつか面白い(「らしい」)記事があったのでを引用したい。

い汎瓜期に書いたのが本記事。この頃はサンガに関わる生ぬるいメディア等の関係者に怒りを感じており、全方位型の批判を行っている。特に当時のJ's GOALで大暴れしていた伝説のライター武田賢宗氏に対して、思いの丈をぶちまけている。

 

”出典:Amazonより引用”

※武田氏も執筆に参加した本。自虐ネタなのだろうが、表紙から若干滑っている。

 

 

2016.01.24 去る人、来る人、残る人(去る人編)

MF駒井善成 →浦和(完全移籍) 
こちらは逆に納得の移籍。移籍金を残したとなれば尚更である。この4年間は十分に活躍してくれたし、サンガでこれ以上成長する余地があまり見えない。引き留める材料もない。
若干気になるのは、駒井はフィニッシュ以外はJ1でも高いレベルにあるとあると思うが、浦和の課題は決定力にある。他人事ながら、浦和の補強ポイントはそこなのかという感は否めない。一番最悪な未来は、チャンスを作り出しながら勝ちきれない浦和と量産型ドリブラーで終わる駒井という状態に陥ること。
なんとか殻を破って、いつか代表に入るような選手になってもらいたい。

最悪だと思っていた2014年の後に監督に就いたのは和田氏。社長の一声で連れてきた人物であるが、前年を上回る深刻な低迷を見せ、見事に”最悪”を更新する。一時の気の迷いとも思えたバドゥ時代を経て、この年の混乱ぶりにはさすがにクラブを見放す選手たちが多く、シーズンオフにはこれまでサンガを支えた主力たちが一気にクラブを後にした。本記事はその選手たちに対する複雑な思いを吐露したもの。

心情は理解できる一方、トップが腐った”育成型クラブ”に、果たして先はあるのかと思わされた暗いシーズンオフであった。

 

 

 

2017.02.28 2017年J2第1節 VSモンテディオ山形 1−2

そして最後のカードを投入して見せた勝利への執念。一発回答で応えたケヴィンオリス。ゴール後の燃えるような雄叫びが、暗闇に小さな灯をともした。

大型補強と石丸氏の手腕によりプレーオフ圏内まで戻れた2016年。にもかかわらず、2017年においてクラブは石丸氏を更迭し、監督経験がない布部氏を起用するという不可解な判断を行った。迎えた開幕戦の感想を述べたのが当記事である。

内容は散々なものであったが、一方で新外国人のケヴィン・オリスが見せた、闘志をむき出しにしたプレーや姿勢は胸を打つものがあった。本記事は非常に短文ではあるが、そんなオリスの魂をうまく表せたような気がしている。ここから2年、サンガは思い出したくもないような漆黒の暗黒期を突き進んでいくことになるが、当時のオリスが灯してくれた”光”を忘れることはないだろう。

 

 

 

2018.01.04 2018年京都サンガに関する10の予想

さて、2018年現在、京都サンガはやはり何も変わっていない。

そもそも上記の予想自体が過去に自クラブで見た話ばかりである。過去から学ばないことこそが京都サンガらしさなのだ。負の歴史を繰り返し続けた結果が今であり、そしてそれはこれからもきっと続いていく。

そんな中、結局京都サンガサポーターとしてできることは、「日本一サッカークラブ経営が苦手な親会社によって経営されているクラブ」という悲運を受け入れ、試合の勝敗やプレー、選手の加入や退団といったその時々の事象を生暖かく見守ることしかない。もちろんそこには応援するだけの価値、すなわち「サンガバリュー」などというものは存在しない。サポーターの心はいつ離れてもおかしくないし、今季更に離れていくことになるだろう。

2018年、”布部続投”という全身が脱力してしまうような判断を受けて、最大限の皮肉を込めて書いたのが本記事。これまでのサンガを見てきた人なら当たり前とも思える予想ではあるが、残念ながら後に、そんな予想の大半が我ながら見事に当たってしまうことになる。

この結果は、京都サンガというクラブが、素人でも想定できるような展開さえ読めていないということ、さらに言えばまともな分析・企画・意思決定機能を持ち合わせていないことを露呈したと言っても過言ではないと思っている。結局、体質は自分が見始めた95年から本質的に変わっていないということなのだろう。

 

 

 

2019.04.10 京セラ悪の経営術―急成長企業に知られざる秘密 / 滝本 忠夫

何より感じたことは、京セラから定期的にミスマッチ人材が社長に送り込まれてくる既存のシステムは、誰も幸せにしないんだなと。そしてそれは、単純にローパフォーマーが排出されていると感じていた以前に比べてもより絶望感が深くなったということでもある。

年々クラブとしての”最低”を更新していく中で、サンガというクラブが何故ここまで駄目なのかを、京セラと社長という観点から分析したのが本記事。如何に、特殊な企業から来た特殊な人材が特殊な環境でサンガの経営にあたっているかがよくわかってもらえると思う。

 

”出典:Amazonより引用”

 

 

2019.05.06 2019年J2第12節 VS 横浜FC −ネットワーク型組織の規律と解放−

開幕前は中田監督のTwitter投稿内容を見てかなり懐疑的であった自分も、この試合を見せられた今、その認識は改めなければならないと感じている。よくこの短期間でここまでの状態に持ってきたなと。

最後はポジティブな記事を。

唯紫論にあこがれて始めておきながら、しばらく戦評らしい戦評を書いていないこともあって本記事を書いた。

今年は、大木元監督以来の魅力的なサッカーができている。もちろん、サンガというクラブの体質は変わっていないし、ある意味中田監督の成功はクラブの改革の妨げになる可能性すらあるわけで、なんとなく手放しでは喜べない部分もある。

とはいえ、だからこそ問われるのは我々サポーターのスタンスである。良いものは良い、悪いものは悪いとクラブに伝えることがやはり重要なのかなと。

もちろんこのクラブの経営陣がどうしようもない状態にあるのは否定しない。だが、現状の体制が当面続く以上、我々としては成績が良かろうがクラブのおかしな点を指摘するべきだし、その逆も然り、それを続けていくほかない。クラブに対して、サポーターが何を不満に思い、何に満足するかを、具体的に、論理的に、明確に伝えていくことを諦めず、声を発することを続けていきたいと思う。

 

 

 

■最後に

さて、このブログを開設して以降、閲覧層もかなり変わってきていると思うが、未だに日々一定のアクセスが存在する。

共感のコメントを頂くこともあった。実際にこの記事を書きながら、過去に頂いたコメントを改めて拝見してなんだかとても温かい気持ちになることができた。

 

こんなどこぞの誰かが放言を吐き散らかしている、しかも不定期更新のブログを見に来てくれる方がいることに改めて感謝である。

そして今後も、この愛すべき、どうしようもないクラブに対して、言いたい放題思いの丈を伝えていきたいと思う。

令和の時代こそサンガが本当に変われることを願って、この記事の締めとしたい。

今後とも当ブログをよろしくお願いします。

 

以上

 

| 京都サンガF.C関連 | 22:30 | comments(2) |
2018年京都サンガに関する10の予想

明けましておめでとうございます。

昨年から続くやりかけの記事があるのだが、今から追記する気力もないので一旦リセット。

新年の最初の記事ということで、漆黒の闇に突き進む京都サンガの今年の動向を予想してみることとする。

 

予想内容は当然悲観的になる。何故かといえば、クラブの動向が既にあまりにも不穏な状態にあるからだ。

昨年末、サンガは最低のシーズンの責任を傀儡の強化部長と役職だけの強化本部長に求めた。経営トップの山中社長、実質的に強化の主導権を握っていたと思われる小島スカウト、そして何より最も直接の責任を負うべき布部監督は今季もクラブに残ることになった。更に現場には、布部監督より経験も実績も年齢も上のジェロブスキー氏がコーチとして入閣するという、16年の名古屋とよく似た体制となった。

 

一方で、上記に関わる昨季の反省や今季の方針説明は、9月の「現状説明会」という時期的・内容的に意味を成さなかった説明会以降から全く行われていない。ホーム最終戦時の挨拶やHPにおける挨拶は全て定型的な内容に留まり、最後の説明のチャンスであったサポーターカンファレンスもまさかの開催見送りとなった。また、見送り理由についても、「現状説明会で説明済みだから」「強化本部長・部長が退任したから」「強化で忙しいから」という、あまりにも不誠実で、適当で、馬鹿正直なリリースを出しており、クラブ全体のマネジメントが疑われる状況にある。

 

というわけで、新年早々に批判的な内容ばかりで申し訳ないが、一度このタイミングで自分の見通しを整理しつつ、サンガへの思いを吐き出しておきたいと思う。

 

 

■予想1 3バックでスタートするが、5月頃までに4バックになる。

 

恐らく布部監督は昨年のリベンジを期していることだろう。つまり、好みの3バックとサイドアタックを標榜しての開幕になると思われる。しかしながら昨年の采配を見ている限り、攻撃のコンビネーションの構築や守備の約束事の設定が明らかに不得手であり成功しない可能性が高い。

一方で若手指揮官ゆえか、システムや戦術の変更は大胆に行うので、昨季同様に3バックでにっちもさっちも行かなくった序盤で大幅なシステム変更が行われるだろう。そしてそうした戦術のブレは選手からの求心力に影を落とすだろうし、組織としても一向に成熟しないままシーズンは終わっていくだろう。

 

 

■予想2 センターラインのスタメンが定着しない。

 

CB、ボランチのスタメンはシーズン序盤から安定しないと見ている。

CBは闘莉王の残留如何にもよるが、残留しても離脱は多いだろうし、逆にいなければいないで柱となる選手もいない。実績不十分な染谷も下畠も宮城にもそれほど明るい見通しは持てない。ボランチも同様で、望月と未知の外国人と若手という陣容ではかなり心許ない。

この昨季以上に不安定な骨格がそのままチーム全体の不安定な戦績に直結することになるだろう。

 

 

■予想3 昨年に比べセットプレーの得点が少なく、逆に失点が多くなる。

 

セットプレーでは今季は更に苦労することになる。相変わらずのキッカー不在に加え、ターゲットの高さや決定力は明らかにダウンしているからだ。

また、チーム全体がセットプレー時にゾーンディフェンスを敷いており、これがお世辞にもうまくいっていると思えない状況にある。というかこのゾーンについては、そもそも上手くいっているチームをあまり見たことがない。

また、この若いチームにおいて終了間際のセットプレーによる失点が多くなる予感がある。したがって、攻撃でも守備でもセットプレーは大きな痛手になるだろう。

 

 

■予想4 5月頃までに監督解任の可能性に言及する報道が出る。

 

序盤から苦境が続いたクラブにおいて、早々に解任の報道が出るだろう。ただしクラブはきっと解任を断行しない。

「功を急ぐが、責任を負いたくないので失敗を認めない」。

この経営者らしからぬザ・サラリーマン的な気質が、京セラから送り込まれてくる社長たちに共通する特徴だからだ。こうした判断の連続により、我々は、彼らが一企業の中間管理職でしかないことを痛感する。

 

 

■予想5 夏場の補強で外国人の1人が入れ替わる。

 

ここ何年も外国人補強においてはぬるっと外している感がある我らが強化部。要はなかなか当たりを引けていない。

今回の総とっかえも甘くはいかないだろう。少なくとも一人は早々に見切られクラブを去ることになる予感がある。

そしてまたフェホやキロスしかり、微妙な外国人が代わりに加入してくることだろう。

 

 

■予想6 布部監督在任中に関わらず、ジェロブスキーが練習を指揮している旨の報道や噂が現れる。

 

ガンバ、名古屋、今治、ほぼ成功した事例を聴いたことがない双頭体制で今季はスタートする。何故結果を残せなかった監督が残留して、明らかに格上の人間が新たにコーチとして加わるのか、クラブの誰もその理由を説明できない。

サポーターの素朴な疑問は、当然選手だって感じている。そして組織は徐々におかしくなる。

結果、布部監督を解任したくない社長と、ジェロブスキーを信頼する小島強化部長との間で結ばれる妥協案として、実質の指揮をコーチが執るという歪で最悪な体制を許すことになるだろう。

 

 

■予想7 32節終了以降に布部監督が解任され、ジェロブスキーが監督に昇格する。

 

求心力を失った指揮官の下、チームは低迷を極める。さすがの社長もアクションをとらざるを得ない状況になり、自身の退任が避けられない状況になって初めて、ついに解任を断行するだろう。要は今井時代と同じである。そのタイミングがシーズン3/4が終了した頃だろうと予想する。

 

 

■予想8 18位以下でシーズンを終える。

 

混乱する首脳陣から現場において、恐らくチームはJ2残留争いに巻き込まれる。

そもそも今季は闘莉王という超劇薬が抜ける可能性がある。良くも悪くも闘莉王依存になっていたサンガは、しかしその依存性により昨季勝ち星を得ていた。闘莉王不在となった場合は戦力的に中位〜下位程度のチームにすぎない。

そしてそれ以上の問題は、首脳陣の気持ちが勝利に向かっていないことだ。そこには常に保身の気持ちが纏わりついている。

もし勝利を第一に考えている首脳陣であれば、よく知らない素人を監督に据えることもないし、その体制を維持するために格上のコーチをつけるなんていう歪な考えに至らないからだ。

勝利以外のもの、つまり癒着や保身といった邪心が優先になった結果、判断のミスや遅れで多くのチームがこれまで降格してきた。サンガにも十分にその可能性がある。

 

 

■予想9 山中社長が挨拶なしで退任する。

 

クラブの低迷を受けて、さすがに社長も退任を余儀なくされる。しかし社長と言っても、本質的には責任はないが退路はある中間管理職である。昨季の動向を見ている限り批判から逃げる姿勢も目立つ。今井社長と同様にシーズン終了前にニュースリリースのみで退任するだろう。

 

 

■予想10 サポーターカンファレスにおいて、低迷の原因として「強化部の刷新による準備不足」「双頭体制による指揮命令の混乱」「若手が多い故の経験不足」が挙げられる。

 

今季はさすがにサポカンは行うはず。しかしそこで行われる反省は開幕前からわかり切っていた言い訳に終始するだろう。

そしてそんな首脳陣を問い質してもきっと何も出てこない。なぜならばそこには論理的判断がないからだ。時の権力者に全てを丸投げしているだけなので、後で誰も意思決定の理由を説明できない。

そんなクラブに対してサポーターは一時的に怒りを表明しつつ、しかし一方で慢性的な諦めも感じつつサポカンは終わる。そうしたサポーターの微妙な感情の結果、「来年もよろしく。」で今季も終わる。それが今年のシナリオである。

 


 

 

 

以上が今季の10の予想である。

 

ところで昨年、奇しくも同じタイミングで2007〜2010年加藤久GM時代の混迷が別々の功労者より語られた。佐藤勇人と美濃部氏である。前者は著書で加藤氏とクラブを、後者はTwitterで加藤氏と思われる人間に関する批判を展開した。

それはクラブの意思決定の異様さであり、独裁を許す体制であり、隠蔽的な体質であり、クラブに関わるスタッフの士気の低さであった。

 

さて、2018年現在、京都サンガはやはり何も変わっていない。

そもそも上記の予想自体が過去に自クラブで見た話ばかりである。過去から学ばないことこそが京都サンガらしさなのだ。負の歴史を繰り返し続けた結果が今であり、そしてそれはこれからもきっと続いていく。

そんな中、結局京都サンガサポーターとしてできることは、「日本一サッカークラブ経営が苦手な親会社によって経営されているクラブ」という悲運を受け入れ、試合の勝敗やプレー、選手の加入や退団といったその時々の事象を生暖かく見守ることしかない。もちろんそこには応援するだけの価値、すなわち「サンガバリュー」などというものは存在しない。サポーターの心はいつ離れてもおかしくないし、今季更に離れていくことになるだろう。

 

最後にクラブに向けて、自社の理念・行動指針を贈りたい。

一切守られることのない理念とは、行動指針とは、一体何のためにあるのか。

 

<理念>

サンガに関係する全ての人々の心を明るくすると同時に、サッカーを通じて地域を振興し、連帯を深めること。

 

<行動指針>

1.私たちは、日本一のプロサッカーチームをめざします。

2.私たちは、スポーツマンシップに基づきフェアでエキサイティングな試合を行います。

3.私たちは、真のプロフェッショナルたる人材の教育と育成につとめていきます。

4.私たちは、地域の人々と交流を深め、愛されるチーム作りをめざしていきます。

5.私たちは、自治体・各種団体・企業等の協力のもと、地域の活性化につとめます。

6.私たちは、いつでも・どこでも・誰でもが楽しめるスポーツ環境の確立をめざして、活動します。

7.私たちは、ファンやサポーターとともに歩み、開かれたクラブ運営を図っていきます。

 

公式HPより引用。下線部は自分が重要と感じた箇所。

 

以上

| 京都サンガF.C関連 | 12:33 | comments(2) |
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 第12節 VS横浜F・マリノスユース

■結果

京都 2-1 横浜FM

 

■得点者

49分 京都 服部(1-0)

71分 横浜 岩城(1-1)

90+1分 京都 服部(2-1)

 

■メンバー(京都)

[GK] 若原

[DF] 俣野、竹島、江川、岡崎

[MF] 上月(→遠藤)、杉田、橋本(→財前)、福岡、津野

[FW] 服部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■レポート

何年か振りにユースを観戦。

サンガU-18は今年から強豪揃いのEASTに参戦したこともあり、苦戦中の状況はトップ同様。試合前の時点では勝ち点で降格圏と4差、対戦相手の横浜はまさにその降格圏であり、今後の趨勢を占いそうな一戦となった。

 

サンガのシステムは4−1−4−1が基本で守備時は4−4−2の形。メンバーはGK若原、右SB俣野、トップ下橋本を除くと全員が2年生。この2年生の代は中学年代でナイキプレミアカップを制したいわゆる「黄金世代」であり、それほどユースに詳しくない自分でも知っている選手が多い。

 

試合開始直後は横浜の左サイドMF椿のドリブル突破が目立つ。タッチが柔らかいうえに相手の逆を取るのが抜群にうまい。

しかし10分程度経過したくらいからは京都がポゼッションを高める展開になる。両SBからセントラルMFの福岡、橋本につけて、そこから縦にパスが通ると数人の連動したショートパスワークが何度か決まっていた。あるいは左サイドにある程度スペースができてくると、左ウイング上月の伸びやかなドリブルでグイグイ縦に運ぶ場面もあった。

上月は代表戦の中継等で見た通りの有力選手。サンガの選手の中で個では一番目立っていた。高身長のドリブラーでテクニックはもちろんフィジカルも当たり負けしない。ワンステップで強烈なボールを蹴れたりと、一つひとつのプレーにポテンシャルを感じた。

ただ、相手の警戒レベルも高いわけでフリーでボールを持てる場面はそんなに多くなかった。

 

前半の決定機は相手エリア前でパスを回したところで上月が一気にドリブルで縦に切り込んだ場面。深く切り込んで折り返したところにフリーの服部がいたが、服部のシュートはややダフり気味になりゴールを逸れた。

一方の横浜は守勢の展開であまりゲームを作れずにいたが、FWの棚橋・山谷を走らせるようなフィードを入れた場合にはチャンスになりかけていた。実際走りが速かった。サンガのCB竹島、江川は前には強かったが、相手との走り合いは若干嫌そうな感じだった。

前半は0−0で終了。

 

後半は早々に京都が先制。福岡の右からのCKを相手のクリアが弱かったところに服部が一人反応。ワンバウンドしたボールをゴール近距離から思い切りボレーで振り抜きゴールに突き刺さした。

ちなみに福岡はセットプレーの場所によって右足・左足を使い分けていた。どちらが利き足かわからないくらい両足から精度の高いボールを入れていた。

 

しかしここからサンガは苦しくなる。尻に火が付いた横浜が左右に長いサイドチェンジで揺さぶり出す。ポゼッション率としては前半と一転するような展開になった。何気に後半から入った横浜FW岩城の存在も大きかったかもしれない。スピーディーですばしっこいプレーが目立っており、椿との連携はサンガにとっては辛かった。

また、FKやCKの際に横浜MF山田のキックも常に嫌なポイントにボールを落としており、後半25分頃までなんとか耐える時間が続いた。

しかし後半26分、右サイドを岩城に突破され、そこからの巻きながらのシュートが対角のポストに当たりながらゴール。GK若原はここまで盤石の安定感を発揮していたがさすがにこれは防げなかった。ここしかない見事なシュートだった。

 

前半からの試合内容としては引き分けが妥当だが、お互い勝ち点3が欲しい状況。サンガはここでエースナンバー10の財前を橋本に代えて投入した。本来レギュラー格の選手らしいが、怪我明けのため途中出場らしい。

が、この時点でサンガの選手はかなり疲弊しており、攻守の切り替えに遅れが目立つ状況。攻撃時には人をかけられず、守備時は中盤に広大なスペースがある等、横浜優勢の状況は変わらなかった。引き続き横浜が攻めてサンガが耐える展開が続く。

 

しかしラスト10分頃になって財前が本領を発揮し始める。財前は一言でいうとゴツい。そしてテクニックがある。サンガが攻撃に人数を掛けられない状況において、相手を背負いながらキープで時間を作れたり、あとはゴールキックを直接胸で納めるプレーが何気にチームを助けていた。

 

そしてロスタイム、財前が決定的な仕事をする。右サイドで五分五分の状況から周囲の相手選手を剥がした財前がエリア前にドリブルで侵入。左からダイアゴナルに走った服部にここしかないスルーパス。服部は相手DFを引き連れながらも一歩早く右足でシュート。相手GKの右手をかすめながらゴールイン。サンガベンチは歓喜。

服部は、特に後半においてはほとんど良い形でボールに触れられていない。プレスやフリーランでの頑張りはあったが、ボールの納まりはそんなによくなかった。そもそもスピードもパワーも特筆するほどではない。

しかし2本の超決定機をしっかりとモノにした。なるほど、こういう選手なのだなと。1点目もそうであった通り、一番ゴールに近そうなポジションを取る嗅覚的な部分とそこからのシュートの巧さを見せた。まさにストライカー。

 

その後少ししてから試合は終了。近くにいた横浜サポーターが2失点目の瞬間に「なんでこうなるの…」とため息をついていたが、まさに横浜サポーターの気持ちそのものだろう。少なくとも後半の大半は横浜の時間であり、同点にも追いついた。にも関わらず、最後の勝ち星のつかみ合いでスルリと星を逃してしまう。選手もかなりガックリきていた。この負けは辛い。

 

サンガはギリギリ競り勝った。後半にかけて運動量の低下と共に攻撃の連動性が失われていっただけに依然として課題は多い。ただ、本格的に財前が復帰すればもう少し前線で納まるようにもなるだろうし、そこから少ないチャンスをモノにし、今日のようにしぶとく勝ち点を奪っていくしかないだろう。

いずれにしても相手も必死な厳しい試合を勝ち取ったことは素晴らしい。何より、ほぼ2年生中心ながらEASTの強豪と対等にやり合っている姿は非常に頼もしく感じた。どこぞのトップチームと違い確かな将来性を感じさせる戦いぶりだった。

 

■個別評

[GK]

若原 … 世代別代表の常連だけあって安定感・安心感がある。キックの飛距離が何気にすごい。

[DF]

俣野 … 相手MF椿とのマッチアップに苦労していたが、身体を投げ出して粘り強く対応していた。

竹島 … いくつか裏に抜け出されていたが、全体通して潰しはよくできていた。

江川 … 攻守に安定している。チームを鼓舞する太い声が目立っていた(「守りに入る時間ちゃうぞ!!」とか)。頼もしい。

岡崎 … 上月との連携が良く、守備は安定しているし、オーバーラップのタイミングも良かった。何気にいい選手。

[MF]

上月 … 上記の通り。2人抜いて3人目で止められる場面が2・3度あったので、それを更に突破できるくらいの選手になることを期待したい。

杉田 … 良くも悪くも黒子の役割。ロストは少なく、安定したパス供給を続けていたが、もっと危険なパス出しを期待したい。

福岡 … ほぼロストはなくいくつか良いパスもあったが、期待値から言うともっと攻守で存在感を見せてもらいたい。

橋本 … 軽やかなテクニックを随所で発揮していた。しかし起点になり切れていない部分もあったし、よりゴール前でそのテクニックを発揮することを期待したい。

津野 … 運動量が多くボールもある程度持てるし器用な印象。中学時に見た印象だとたぶんサイドは本職ではないんだろうと思う。どう個性を出していくか。

[FW]

服部 … 素晴らしい決定力を発揮。今後も決してチャンスの数は多くないだけに今日のような働きを期待したい。

[交代]

財前 … 球際も強いし良い選手だなと。右利きの本田という感じか。プレイスタイル的に運動量が課題なのかなという気はする。いずれにしてもこのチームに欠けているタイプの選手であることは間違いなく、存在感は大きい。

遠藤 … 残り時間も少なく、ほぼボールに触れることはなかった。守備や運動量の面を考慮しての投入だったと思う。

 

 

以上


 

| 京都サンガF.C関連 | 21:55 | comments(0) |
そして今季も終わる(2017年振り返り3)

2月

 

▽菅野が2年連続主将

15年以降、山口智、菅野と外様のビッグネームを主将にしているが今年も菅野に決定。この決定には2つの点で反対だった。

1つは、主将はフィールドプレイヤーの方がいいのではないかということ。主将にはピッチ上でリーダーシップを発揮してもらうことが一番求められるが、GKは最後尾にいるためどうしても存在感を出す場面が限られてしまう。また、GKは主将でなくともチームを鼓舞することが必要なポジション。どうせならフィールドプレイヤーに任せた方がいいと思う。

次に、いい加減外様に頼ることをやめないかと。歴史上、残念ながら外から来た有名選手は2〜3年でチームを去る運命にある。それは、そうした選手がキャリアの晩年に来ることが多く、チームが毎度2〜3年で大きな方向転換を行うため短期間で切られる運命にあるからだ。しかしそんな彼らに中心的な役割を担わせるため、結果として一向に中堅どころでリーダーが育たない。今年であればある程度長期在籍が見込まれ、発言の節々から引っ張っていく意識が強い高橋でよかったではないか。

チーム強化という面でも問題あり。他所から来たベテラン選手を一プレイヤーとして扱えず特別扱いすることにもつながってしまうと思う。その結果、どんどんアンタッチャブルな存在にしてしまうことで戦術の幅が狭まるし、雰囲気が悪くなっていく。

歴史的にサンガというチームは若手中心で風通しの良い状態のときほどうまくいっており、その点でも安易な有名選手の主将任命は来年こそ考え直してもらいたい。

 

 

▽不安を残すキャンプ

キャンプでは得てしてポジティブな情報が飛び交う。何故か。京都新聞がすごくポジティブな書き方をするからだ。

http://www.kyoto-np.co.jp/info/sports/sanga/20170223_5.html

http://www.kyoto-np.co.jp/info/sports/sanga/20170224_6.html

しかし実際の結果としては、主力が先発することが多い一本目において、清水戦、FCソウル戦、神戸戦といずれも勝てていない。

また全体的に前向きな表現のせいで目立っていないが、記事をよくよく読んでみると、

 

>連係面は途上段階。練習試合では陣形が間延びする場面が見られた。 ボランチ吉野は「(前線から守備に)いつ行くのか、

 攻撃でいつスピードアップするのかをもっとコントロールしたい」とバランス構築に腐心する。

>キャンプでは5日のFCソウル戦で、前がかりになり手薄になったサイドを突かれ再三逆襲を浴びた。

 16、18日に非公開で行われた仁川と神戸との練習試合でもカウンターから失点したという。J2は堅守速攻のチームが多い。

 守護神の菅野主将は「リスクマネジメントなどをもっと突き詰めないといけない」と組織の成熟を急ぐ

 

といずれもチーム戦術の基本的な骨格部分に不安を残している。実際にはこの時点で危ういチーム状況ではあったのだろうが、開幕前の未知数の期待感がある状況でサポーターもこの頃はなんだかんだ期待していたように思う。

しかしこれらの不安要素は開幕戦で見事に露呈されることになる。

 

 

▽機能不全の開幕戦(第1節)

ベテラン偏重のスタメンは嫌な予感しかしなかった。また、走れる選手が極端に少ないことも気になった。特になぜここにきてまた大黒なのかと。

試合は予想通り攻撃が機能不全。大黒にボールが収まらず、そもそも前線に駆け上がる人数が少ないこの状態は激しく既視感があった。守備は守備で見事に京都新聞の言っていた通り「手薄になったサイドを突かれ」失点。

さらに相手の菅沼が大活躍する一方、闘莉王は完全に相手に抜かれてPKを与えるなど色々と散々な試合だった。

 

ただし、この試合においては山形もそれほど良くはなく、互いにシステム的にミラーゲームでやり辛そうな状態ではあった。また、終盤には岩崎とオリスの新加入コンビで一矢を報いたこともあり、この時点ではまだ希望の光を捨てていなかった。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

| 京都サンガF.C関連 | 18:15 | comments(0) |
そして今季も終わる(2017年振り返り2)

■1月

 

▽補強・放出終了。歪な編成に

 

<加入>

MF ハ ソンミン 蔚山現代 

FW ケヴィン オリス 仁川ユナイテッド

DF 田中 マルクス闘莉王 名古屋グランパス

FW 大黒 将志 モンテディオ山形

DF 湯澤 聖人 柏レイソル(期限付き) 

MF 伊東 俊 モンテディオ山形

GK 永井 建成 ロアッソ熊本

FW 小屋松 知哉 名古屋グランパス

MF 望月 嶺臣 名古屋グランパス

FW 大野 耀平 常葉大学

MF 島村 拓弥 京都サンガF.C.U-18

DF 麻田 将吾 京都サンガF.C.U-18

MF 仙頭 啓矢 東洋大学

FW 岩崎 悠人 京都橘高等学校

 

<放出>

FW ダニエル ロビーニョ ソウルイーランドFC

MF 和田 篤紀 ソウルイーランドFC

MF 佐藤 健太郎 レノファ山口

FW キロス レゼンデ

DF 齊藤 隆成 水戸ホーリーホック(期限付き)

MF アンドレイ シャペコエンセ

MF 山瀬 功治 アビスパ福岡

GK 杉本 大地 横浜F・マリノス

MF 國領 一平 AC長野パルセイロ

MF 永島 悠史 FC岐阜(期限付き)

DF 菅沼 駿哉 モンテディオ山形

FW 三根 和起 ヴァンラーレ八戸

FW 沼 大希 ガイナーレ鳥取 (期限付き)

FW 石田 雅俊 ザスパクサツ群馬 (期限付き)

GK 山田 元気 レノファ山口(期限付き)

MF 岩沼 俊介 AC長野パルセイロ

MF 堀米 勇輝 ヴァンフォーレ甲府

FW 有田 光希 愛媛FC

FW 矢島 卓郎(引退)

 

ご覧の通り慌ただしいオフとなった。社長やGM、監督はなにかと「継続性」を強調していたが、堀米・山瀬・アンドレイ・佐藤・ロビーニョと中盤のレギュラー〜準レギュラー格の大半がチームを去る共に、守備の大黒柱であった菅沼までも失った。特に菅沼が同じJ2の山形に移籍したのは色々な意味でショッキングだった。

逆に補強では闘莉王という超劇薬が加わったため、結局スクラップ&ヴィルドになった感が非常に強かった。

 

で、誰の目にも明らかな通り今年の不調の最大の原因がこの歪な編成である。多すぎるFW、少なすぎるMF、相変わらずのフリーキッカー不在。例えるとするならば、腕や足に贅肉が付き、肝心の胴体はガリガリという状態。特にゲームメイカーやパサータイプのMFの不在は深刻で、主軸になり得る選手が本当に誰一人いない。そもそもボランチについては昨年以前から慢性的に質・量ともに不足があり、石丸体制ではアンドレイや堀米の前への推進で不格好ながら攻撃を形作っていた。結果としてはリーグ10位の得点で終わったわけで、お世辞にも攻撃面は褒められたものではなかった。そこから更に人を削っているというのが今季の状態。

逆にFWについてはイヨンジェ、エスクデロ、オリス、大黒、岩崎、そこに小屋松や田村も含めると異様に多い。はっきり言って正気の沙汰とは思えない編成であった。

 

また、計算できる選手が去り、未知数の選手が多く加入したことも今季の大きな特徴と言える。上記の中盤の選手に加え、菅沼といったレギュラー格の流出に対して、代わりに加入した選手と言えば、どう転ぶかわからない闘莉王を筆頭に実績不十分な伊東や望月、小屋松、ハソンミン、新人たちといった面々。明らかに穴を埋め切れていない。

 

その結果、30節時点の状況で4人の中盤のうち本職でないエスクデロをボランチで起用するとともに、攻撃的なMFを仙頭や岩崎といった新人で補わざるを得ない状況となっている。さすがにこれで昇格を目指すのは難しい。

一方、闘莉王や菅野、エスクデロ、大黒という高額な有名ベテラン選手がいる分、昇格を目指すスタンスをとらざるを得ないという点もこのチームのバランスのおかしい部分となっている。

 

したがって、実績不十分な若手や新人が主軸になってしまうような選手層と身の丈に合わない一部ベテラン、それを率いるのが新米監督という何がしたいのかよくわからないチーム、それが今季の京都サンガの姿である。しかもポジションごとのバランスも悪いのだからどうしようもない。どうしたらこんなことになるのかと。本当にお粗末な話である。

 

 

▽布部監督の掲げた目標

http://www.kyoto-np.co.jp/info/sports/sanga/20170126_8.html

 

以下は京都新聞のインタビュー記事からの布部監督の抜粋。

「得点は昨年より20点多く70点くらいは取りたい。」

 →30節時点で38点。

「失点も1試合平均1点以下にしたいが、まずは勝つこと。

 →38失点。1試合平均1.27点。

「勝ち点は84以上取らないといけない」

 →37。この後仮に全勝したとしても73。

「サイドを取りたい。相手がクリアし、コーナーキックが増えるという狙いもある。長身の選手も生かせる」

 →開幕以来サイド攻撃は微塵も見られない。ボールを預けられたサイドの選手が単騎での突破を試みるのみ。

「(石丸氏)本人とも話した。積み上げてきた、いいものは継続する。その中で、僕はより速さを求めてゴール前のシーンを数多くつくりたい。ちょっとスピーディーになるかもしれない」

 →試合を見る限り昨年からの継続性は皆無。

 

定量的な目標も定性的な目標も何一つ守れていない。何の実績も根拠もない新米監督の開幕前に語る話が如何に空虚かよくわかる。

2010年、サンガのフロントは秋田氏の言葉「自分は絶対にJ2に落とさない」を信じて監督にした結果、一切復調の兆しなくJ2に落ちたが、根本的には当時と変わらない。結局、選ぶ側のフロントも選ばれる側の布部監督本人も、自他共に誰一人力量もスタイルもわかっていなかったということである。そもそも新米監督の力量を図ることはどこのクラブでも難しいわけで、失敗の歴史の連続である我らがフロントがそんな賭けに出てしまうこと自体がおかしいのだ。意思決定どうなってんだこのクラブ。信じられん。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 京都サンガF.C関連 | 20:05 | comments(0) |
そして今季も終わる(2017年振り返り1)

30節長崎戦を終えて順位は16位。プレーオフ圏内の6位との差は12。残り12試合残っているため数字上の可能性は消えていないが、ここまで連勝が1度、しかも2連勝しかなかったチームだけに昇格の可能性はなくなったと言っていい。

一方で降格の可能性もほぼゼロに近い。こちらは更に降格圏と15差あり、群馬も山口も絶不調の状態が続いている。

こうして目指すものがなくなり、残り試合は実質消化試合となった。つまり今季はほぼ終了した。

 

はっきり言って最低のシーズンである。かけたコストからしたら暗黒の2015年を超えるひどさかもしれない。原因を挙げればキリがないが、今季は開幕前からツッコミどころが多かった。クラブもちょうど「現状説明会」とやらを開催するようなので、現状に至ったその一つひとつを振り返っていきたい。そして来年に向けての戒めとしたいと思う。

 

 

■12月

 

 

▽石丸監督解任

続投か解任か、成績や戦い方を見る限り非常に判断が難しい状況であったが、サンガは解任を選択した。前年17位を5位に引き上げたという事実は素晴らしいが、山中社長曰く「数億円増やした」という大型補強を考えると、プレーオフ圏内というのは最低ラインの目標でもあった。

ドロー15試合という結果が示す通り、ここぞという勝負で勝ちきれないことが多かった。バランス重視だが大胆さに欠ける指揮・采配は、一定のチームは作れるが勝負強さをもたらすことができなかった。確固たるスタイルが見えづらく、攻守に曖昧さが残るチームでもあった。よって、勝負強さやディテールの細かさこそがモノを言うJ2を石丸体制で勝ち抜いていく姿は想像し難く、自分自身も監督交代自体には賛成であった。多くのサポーターもこの時点ではそれほど反対していなかったのではないかと思う。

強いて言えば、かつての秋田元監督がそうだったように、なぜ大して信頼していない監督と2年もの契約(18年まで)を結んでいたのかは疑問が残る。が、そんなことはこの後に続く迷走からすると大した話ではない。

 

 

▽布部監督就任

各社がこのニュースを報じたときは耳を疑った。というか、何がどうなってこのような話になっているのかまったくわからなかった。なぜここで新人監督で、なぜ縁も所縁もない布部なのか、何度考えてもわからなかった。

その後、布部が柏でコーチを務めており選手やサポーターからの評判がよかったこと、ネルシーニョの下で優勝を経験していることなど、ネットの各所から様々な情報を得たもののどうにも腑に落ちなかった。

後に布部が小島スカウトと同い年で同大学、同時に中退、同時期に同チームに留学していたという情報を受けて、一気にきな臭さを感じた。そもそもその前に出てきた候補者も元名古屋のボスコである。おいおいと。

誰であろうと昇格が至上命題な今季において冒険に出る理由は一切ないわけで、それが更にお友達人事だと知った日には既に絶望的な心境であった。

とは言っても毎年こうして何かしら理解し難い人事がすんなりと通っているわけで、サポーターはわずかな可能性に毎度懸けるしかないのである。名波や井原、四方田の例もあるし…と。実際にはW小倉やそれこそ秋田のような例の方が多いにも関わらずだ。そしてやはり例のごとく失敗することになるのである。

 

 

▽岩崎獲得

▽仙頭獲得

▽望月獲得

▽小屋松獲得

▽永井獲得

岩崎獲得は近年の新人獲得においては珍しく良いニュースであった。強化部仕事したなと。

しかし、その後の京滋出身者の連続獲得については首をかしげざるを得なかった。純粋な「強化」以外の「邪心」がまた出ているなと。

何せどれもこれもまともに実績を残せていない選手たちであり、京滋出身の元有望株たちでしかない。J1を狙う補強としてあまりにも心もとない。

京滋出身者を集めて人気アップなんてことはいかにも我らがフロント陣が考えそうなことであり、結局はバドゥ就任の時と同じである。強化以外の余計な部分に色気を出した時点で強化は疎かになるのだ。それはフロントから現場に波及する。しかも急にこのような方針を打ち出すあたりが非常に「らしい」。相変わらず節操がない。

選手個々は頑張っている。特に小屋松はそれなりに結果も出している。しかし堀米の穴を埋められているかと言われれば話は別であり、結局監督選びにしろ選手獲得にしろあまりにも根拠の乏しい戦略をしているからこそ、結果も出せないし後に反省することもできないのだ。

しかしながらこの獲得は迷走の序章に過ぎなかった。後に我々は驚愕の知らせを受けとることになる。

 

 

▽闘莉王獲得へ

ついに手を出したかと。今季を見てもわかる通り、未だに局面においては圧倒的なパワーを発揮する選手である。しかしチーム作りにおいてこれほど難しい選手もいない。なぜならその長所を生かし短所を目立たなくするためには、闘莉王を中心としたチームを作らざるを得ないからだ。現にいまのサンガがロングボール一辺倒になっているのはわかりやすい。FWに置こうが、DFに置こうが、起用した瞬間にチームとしての戦術の幅が大きく狭まるのである。更に難しいのは怪我がちであるということ。中心に据えたら据えたで計算できないという悪夢。しかし新人監督にこれほどの選手をベンチに置く勇気はあるまい。新人監督じゃなくても常に気を遣う存在だろう。だからこそ半年間どこも手を出さなかったのだ。かつて元名選手をかき集めて痛い目に合ったことが何度もあり、つい1年前まで大黒や金に散々悩まされてもこれだから本当に救いようがない。

 

 

▽大黒復帰

と思っていたらその大黒もまさかの復帰。なぜそうなる?出てくる言葉はそれだけである。

14年〜15年、サンガ暗黒期の象徴である。我々はその得点力と引き換えに、チームが完全な停滞に陥る状態を幾度となく見てきた。大黒がゴールを決めているときは、チームの攻撃のバリュエーションが極限まで狭まった状態であり、あまりの存在感の大きさに味方は大黒一辺倒でボールを集めてしまう。そして結果を出しているがゆえに代えられない。

結局、サンガや山形のような小クラブが簡単に扱えるような代物ではないのだ。

 

散々痛い目に合っても、節操なく目の前のネームバリューに飛びついてしまう。本当に下品である。

 

 

▽山中社長「約10人の監督候補を比較し、断トツで布部さんしかいなかった」

http://www.kyoto-np.co.jp/info/sports/sanga/20161218_6.html

言葉が軽い。「リーダーシップ」「マネジメント能力」「フットボールスキル」って具体的に何なんだ。素人監督に負ける残り9人ってなんなんだ。全員素人なのか。

他にもいろいろな発言があった。以下議事録より。

http://www.sanga-fc.jp/uploads/pdf/20161217sapokan_005.pdf

 

「私の目標は、2030 年ごろまでには、全然ぶれないチームはどこや?に、「東の鹿島、西の京都」と言われたい。ということで、去年創りましたサンガバリュー、それと、経営理念を創っております。これを変えるつもりもございません。」

「「闘争心を持ち、フェアプレーに徹し、最後まで全力でプレーする。」というサンガバリューを創り出してくれる監督」

→東の鹿島、西の京都はもはやネタだが、このサンガバリューもまた社長が変われば変わるのだろうか。そもそも浸透している感がないが。ちなみに反則ポイントは30節終了時点で最下位。一体フェアプレーとは?それを創り出してくれる監督とは?

 

「社長からみて今年の「一丸」度は、どれくらいだったのかなと思われますでしょうか。」

→出席者の発言だがどういう意図だったのだろうか。よくわからない。

 

「過去、勝てば勝つほど集客が減ってきたというプロ野球にもサッ カーにもチームがあるんです。」

→それってすごいレアケースまたはある程度成績が高止まりし成熟状態にあったチームなのでは。なんにしても、我々は何よりも勝利に飢えているわけで、その辺がわかっていない。

 

「 私の今の頭の中では。2019 年、2020 年の連覇に切り替えざるおえない状況になっております。」(J1連覇について)

→まだ言っているのかと。

 

「これからは、毎年カンファレンス後の恒例にしたいと思いますんで、全員で立ってパンパンやりましょか。みんなで J1 行くぞ!パンパンで行きましょか。 みんなで J1 行くぞ! (出席者の皆さん) パンパン(手拍子)」

→字面で見ると間抜けだ。

 

非常に限られた時間・質問数の中、理解に苦しむような決定事項ありきで、上記のような根拠の乏しい話をひたすらされるため、結局疑問が解決しないまま終わるのがサンガの説明会である。もはやサポーターもフロントに対して諦めている節もあるし。

「現状説明会」とやらもきっと大した意味を成さないだろうと思う。

 

 

以上、とりあえず12月の振り返りは終了。やはりこのクラブはどこからつっこんだらいいのかわからないくらいツッコミどころが多い。

 

つづく。

 

 

| 京都サンガF.C関連 | 00:22 | comments(0) |
漂う負のオーラ(第32節横浜FC戦)

0-2

 

■なんとなく嫌な感じ

・「横浜FC×染谷」、この組み合わせで予感した最悪のケース

・前節の本多もそうだが、大きなポカをことごとく敗戦につなげてしまう選手ってやっぱりいるなと。プレー自体は悪くないのに、勝ち運を持っていないというか。

・特に染谷はもうCBでは見たくない。大木時代から嫌な思い出が多すぎる。プレーはうまいが、信用できない。

・どうしてもDFラインが下がってしまうのも腹立たしい。

 

■攻撃の閉塞感

・エスクデロのキープと堀米のカットインしかないことが完全に読まれている。結果、エスクデロはどんどん下がる。

・以前、堀米を左に置くことで攻撃の閉塞感を打破した時期があったが、もう一回試した方がいいと思う。

・エスクデロのキープを軸にした中央突破の質は決して高くない。

・サイドを強引にドリブルで割っていく縦への速さが必要。

 

■持ってなさすぎる

・昇格するチームとしては、勝負弱さが目立ち過ぎ。

・相手チームにドラマを提供しすぎ。ジェフ戦(H)の菅野のやらかし、セレッソ戦(H)の3失点、そして今節のPK失敗。

・一方でドラマチックな勝ち方が非常に少ない。

・やはり監督の姿勢かなと。勝利への執着の薄さがわかりやすいくらいに見える采配や選手配置をするので、当然チームは監督を映す鏡となる。

・すごく正直に言って、J2に昇格していく姿が思い描けないし、今のままでは昇格にふさわしくない。あの手この手を使ってくる他クラブに比べ、シーズン中の選手補強も含めやることをやっていない。

 

■できることは多くない

・サンガには、チームとして苦しいときに立ち返る先がない。

・そもそもがエスクデロや菅野の個人技で漫然と勝ったり負けたりしてきたチームである。

・要は、グダグダで勝つことをスタイルまで昇華できていない。

・一方で今節は染谷のアレがなければ、最低引き分けの雰囲気で推移していた試合だったはず。

・騙し騙しで最低勝ち点1をとっていける選手層はあるので、染谷⇒高橋でもう一度守備のブロックを築いていくことが必要。

・色気を出すことなく、しかし前節松本戦のように相手に合わせ過ぎず、淡々と勝ち点1以上を拾っていく堅いサッカーを自ら展開すること以外に道はないと思う。内容度外視。

・いずれにしても、内容がつまらないくせに勝負弱いサッカーをここまで一年やってきた。発展性の無いチーム作りをしているので、昇格する/しないにかかわらず監督交代は止む無しかと思う。

 

以上

 

| 京都サンガF.C関連 | 00:30 | comments(0) |
第29節町田戦短評

1−0

 

・随分と更新していなかったが、戦い方はだいぶ固まってきた模様

・守備面での強さ、運動量を優先した面々 + 飛び道具(エスクデロ、堀米、FW) 

・特にこの夏場は意図的に試合を停滞させている感あり。客観的に試合内容はホントにつまらないと思う。

・それでも尚隙があるのが現在のサンガ。ブロックを作っている割に2ラインの間に隙間があるし、

 相変わらず後方のボールホルダーへの寄せも甘い。

 J1だったら相手ボランチから縦パス・スルーパスをスパスパ通されそう。

・ただ今節に関しては高橋が復帰したことで守備ラインが常時高くなった感あり。

 実際相手のオフサイド数が前節までの0〜1から4まで増えている。

・つまり、コンパクトになったことで押し込まれる時間帯が少なくなった。今後に向けて良い兆候。

・不安は3つ。1つは、この「引き分け上等、勝って1−0」のスタイルで勝ち点を積み重ねた場合、

 自動昇格圏内に入れるのかということ。このペースだとちょっと厳しそう。

・2つ。キロス怪しそう。合流後に「どういうプレーが得意か見極めたい」とか言っていたが大丈夫か。

・3つ。このスタイルでJ1に上がれたとしてもまず通用しないと思う。

 まあ、とらぬ狸の皮算用をしても仕方がないので、それは上がれてから考える話だが。

・いずれにしてもこの時期にこの勝ち点は、上出来とは言わないが悪くないとは思う。素直に応援できるシーズンになって本当に良かった。

 

以上

| 京都サンガF.C関連 | 18:42 | comments(0) |
第6節山形戦短評
・とりあえず勝てたことは本当に良かった。が、根本的な問題はあまり解決していない印象
・攻撃は「石櫃に預けて何とか組み立てる」、「カウンター」の2本しかない。
・守備もプレスが機能しているとは言い難い
・入れ替わった選手たちのプレーもダニロビ以外はあまりフレッシュではなかった。

・良くなったところは、ボールを持って前を向けるダニロビの出場によって、ようやく攻撃に「時間」ができ始めた。
・ボランチ2人を前後の並びにしたことで、役割が明確になり、以前よりはアグレッシブなプレーが増えた。

・とはいえ、まだまだ攻守に意思が見えないサッカー、もっと言えば選手が全力を出せない半端なサッカーをやっているし、このままでは昇格はやはり難しいと思う。
・もっと前線のタレントと大型の守備陣を生かすような堅守速攻型に振り切ればいいのになとも思う。
・いずれにしても石丸監督の意思を見せてもらいたい。それに尽きる。

・一方、山形は内容も結果も完全に大黒のジンクスに入り込んでいる印象。
・名声や結果とは裏腹に、大黒は、弱いチームが中心に据えるべき選手ではない。
・ディエゴもサンガ時代同様、それほど攻撃の選択肢を持っていないわりに、動きの自由奔放さと千ーム内での存在感を徐々に増している印象。しかし、これもサンガ時代同様、外すと攻め手がなくなるという状況もあるわけで、山形のこの二重苦は今季に深刻な結果をもたらす可能性があると思う。

以上
| 京都サンガF.C関連 | 09:37 | comments(0) |
現状の問題点を整理する(第5節札幌戦)
今節のスタメンを参考に、現在のサンガで起きている状況を整理すると以下のような感じだろうか。

■オフェンス(組立て)
\谷/菅沼がボールの出し所を探し、とりあえず石櫃/本多にボールを出す
∪俚/本多はとりあえず佐藤/アンドレイに当てる
佐藤/アンドレイは相手のプレスを受けて近くの染谷/菅沼に下げる
(あるいはDFラインに下がったボランチのどちらかにボールを渡すパターンもあり)
さ侫汽ぅ匹寮俚/本多に出す
ダ俚/本多から相手SB裏にロングボールを送る or とりあえず石田/山瀬に出す
Ε好據璽垢鮠辰気譴特イ錣譴

つまるところ、相手のブロック内で中盤がボールを受けられないため、相手のブロックの外でボールを回し続け、最後は窮屈なサイドで打開を図ろうとして上手くいっていない状態が続いている。

こういった現象の原因を考える際は、「1.監督による戦術指導の不足」「2.選手の理解力不足」「3.選手の配置ミス」の大きく3つの要素を考えることが多いのだが、現在の状況は確実に「選手の配置ミス」だろうと思う。というのも、実際の試合の状況において、攻撃の組み立て(ヴィルドアップ)は相手の守り方や刻々と変わる瞬間に応じた判断が求められるため、事前の練習の中で詰めることが難しい部分だからだ。つまり、即興性が常に求められる分、瞬間的にアイディアと技術を発揮できる選手を置かなければヴィルドアップはままならない。だから、多くのチームはヴィルドアップの構築を諦めカウンターからの攻撃を探るし、一方で諦めないチームはテクニカルな選手を多く配置する。

で、サンガはどうかというと、ヴィルドアップの構築を志しているにも関わらず、それをできる選手を配置していない。上記△砲△訥未蝓∪俚/本多から一番近い味方にしかパスがでない(特に本多)。上記にある通り、佐藤/アンドレイが相手のプレスを受けると、ボールを保持できず後方に戻すことしかできない。そして上記イ砲△訥未蝓∪佚帖山瀬が相手マーカーをドリブルで剥がせない。結果としてΕ棔璽襯蹈好箸砲弔覆っている。

今挙げた5〜6人に関しては、チームの狙いとの完全なミスマッチが発生しており、特に大きいのは再三言っている通り佐藤/アンドレイの起用。今後も引き続きショートパスでのヴィルドアップを目指すならば明らかにテコ入れが必要な部分であり、サンガの一番のウィークポイントだと思う。しかし、ここまでほとんど攻撃の組み立てがままならないにも関わらず、何故か全く手を付ける様子がない。何を考えているのかよくわからないが、もうこれは完全に石丸監督の責任だろう。

■ディフェンス(プレッシング)
主に以下の3パターン。

A.ショートカウンターを受けるパターン
々況盪の押し上げが遅いため、周囲がすぐにプレッシャーにいけない
▲疋螢屮襪濃ち上がる相手をアンドレイ/佐藤で止めきれない
エリア周辺に侵入されると、対峙者がズルズルと下がる
げ,傾まれる

B.ヴィルドアップを許す
〕田/イ・ヨンジェが相手CBにプレッシャーをかける
∩蠎蠅いなす
M田/イ・ヨンジェは一旦引いて相手ボランチをマークする
ぐ戝供誰もプレッシャーにいかない瞬間ができる
チ蠎蠅縫疋螢屮襪濃ち出される or フリーの味方にパスを通される
γ戮譴謄廛譽后▲沺璽にいくが容易にかわされる
Я蠎螢棔璽詈飮者が余裕をもって前を向いた状態を作られるため、DFラインが下がる
┣,傾まれる

C.ロングボールを受けるパターン
(Bのい茲蝓
チ蠎DFがサンガのDFラインにロングボールを入れる 
染谷が相手FWの走りあいに勝てない/菅沼が一発で跳ね返せない
Д襦璽坤棔璽襪砲覆蝓DFラインを押し下げられる
┝囲の戻りが遅く、数的同数/不利になる
押し込まれる


こちらも簡単に言うと、最初のプレスで奪えない場合に一旦引くことは徹底されているが、その後ブロックに入ってくる楔のパスを潰せない。また、スペースへのロングボールに対する処理が悪く、単純なフィードでもチャンスを作られている。

先ほどの「1.監督による戦術指導の不足」「2.選手の理解力不足」「3.選手の配置ミス」でいえば、1と3かなと思う。上にもある通り、現在のサンガは前からプレスをかけるのではなく、ブロックを作る守備を構築している。が、縦・横の選手間の距離が遠く味方同士で相手を挟み込めない。ブロック内の選手間のスペースでも簡単にボールを受けられているし、そもそも各自のインターセプトを狙う意識、球際の強さが乏しい。どこで奪うか、という点に関する共通認識が見えない。
この点、守備戦術は予めポジショニングや動き方をとことん突き詰められることを考えると、今の状況は石丸監督の戦術指導が甘いと言わざるを得ない。加えて個人の能力的にも、ブロックを作る割にダブルボランチのボール奪取のパワーが弱い。また、今節の染谷が顕著だったように、CBのロングボールへの処理が甘い。したがって、攻撃同様、戦術と起用選手のミスマッチはここでも起きている。ブロックを作るなら球際に強い選手を並べる必要があるし、攻撃の連動性を重視するならアジリティのある選手を起用して前からプレスをかける必要がある。

■総括
攻守ともに石丸監督の指導力不足はある意味どうしようもないのだが、せめて戦術と起用選手のミスマッチはどうにかできないものか。
昨年の就任当初にチームがある程度うまくいっていたのは、「ショートパスの組み立て」、「前線からのプレッシング」という攻守の軸が明確であり、それに適した選手を起用できていたからだ。あの頃も守備ブロックの甘さは随所に見られたが、それでも前から圧力をかけることで守備ブロックを作って守る状況を作り出さないことにある程度成功していた。
その点今年の「大型補強」、というより「大型な選手たちの補強」については様々な疑問が浮かぶ。

・石丸監督の志す動きの量とスピードで勝負するサッカーに果たして合っているのか。
・FW・DFの補強ばかりで何故流出選手の穴を埋めないのか。
・田森・磐瀬といった貴重なボランチの流出は一体何だったのか。
・今年の補強は社長主導から強化部主導に代わったというが、そこに監督の意思はあるのか。

何より、石丸監督自身がこの与えられた補強戦力をどう活用したいのか、そこが全く見えてこない。
ちなみに以下は監督の試合の見解。

「最初のパスでミスすることが多くて、大事にしようと伝えたのですが、少しナーバスになって大事にしすぎてしまったのかもしれません。状況次第ではどんどん前に出ろという指示はしていますが、トライするのか遅攻で攻めるのかという判断では、後者を選ぶ場面が多くなってきている。もっとトライしていくよう促していきたい。」

ミスとか意識とかトライとかそういうレベルの問題ではないはず。この監督自身の認識が最も深刻かもしれない。まあ、これ以上はもう何も言うまい。

以上


 
| 京都サンガF.C関連 | 15:22 | comments(0) |
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