murasaki

記憶の記録。あるいは独白。
2017年J2第4節 VSファジアーノ岡山 1−2

ようやくというべきか、大黒を外して迎えたこの一戦。同時に若い面々も一気に起用された。

試合は、ギクシャクした序盤を抜けると、イ・ヨンジェのフリーランに引っ張られるように前線のスプリントが際立ってくる。相手DFが中央を気にすれば石櫃へのサイドチェンジが決まる。そして後半には待望の先制点。これが言っていた「縦への速さ」なんだなと。

悪くなかった。勝つべき試合だった。

試合は大黒の投入で風向きが変わる。フリーランや相手DFと競り合うプレーは消え、途端に相手DFへの圧力は小さくなった。ハーフコートで押し込まれたサンガは、いつ事故が起きてもおかしくない状態となり、そして事故が起こった。

大黒の是非は語るまでもない。改めて感じたのはやりたいサッカーと補強のミスマッチ。つまり、望月の位置から広い展開ができれば、左サイドに本職のアタッカーがいれば、3バックの左右に機動力があれば、ということ。我々が必要としていたのは、やはりボックスストライカーや大型CBではなかった。

 

 

 

 

| ファジアーノ岡山 | 20:15 | comments(0) |
2017年J2第3節 VSアビスパ福岡 1−2

 

形がないまま終わった開幕戦。より乏しい内容でまさかの勝利を得た第二節。そしてメンバーを3人替えた第三節。結果として中身はさほど変わらなかった。

基本的に各自の動きが硬直している。人を追い越す動きが少なすぎる。結果、出し所に迷って大黒に一か八かのパス。こうなると何をしたいのかよくわからない。

守備にも形が見えない。大黒の緩やかな追い込みと周囲の後手後手の後追いではボールは奪えない。

一方、指揮官は「自分たちの流れ」「悪くない」と語っているが果たして。

あと2試合。あと2試合で自分はジャッジを下したい。

 

 

 

 

| アビスパ福岡 | 01:54 | comments(0) |
2017年J2第2節 VS徳島ヴォルティス 1−0

 

開幕戦から仙頭以外にメンバーは変わらず。そして内容も前節となんら変わりなかった。前節と違うのは相手前線のパワー不足とオリスの投入が早かったこと。球際で粘り続け、オリスと岩崎で何とか攻めの時間を作るというテーマが明確になってからは、ようやくサッカーらしきものになった。薄氷の勝利。

一方で瞬間的な喜びが去れば、後に来るのは何とも言えない不安感。ほとんどテコ入れが施されないメンバー構成、ピッチ上では攻守に間延びが起き、当初のテーマであったサイド攻撃はウイングバックの孤立無縁状態。何より一番怖いのは試合後のインタビューだろう。メンタルばかりで具体的な戦術に言及が全くない。早くも疑念が沸き始めた第2節、指揮官も成長過程にあることを祈るのみ。

 

 

| 徳島ヴォルティス | 12:50 | comments(0) |
2017年J2第1節 VSモンテディオ山形 1−2

大黒、ハ・ソンミン、染谷。開幕戦ということもあってか、予想スタメンとは裏腹にベテランを多数起用したチームは試合中盤から停滞を起こす。それはまさに新米監督の硬さが乗り移ったかの如く。個々の技術や闘志は随所から感じるが、リンクマン不在のチームにおいて点と点が線につながらないまま時間は過ぎた。

しかし後半半ば、吹っ切れたかのようなルーキー2枚投入により、ようやくチームに血が通う。そして最後のカードを投入して見せた勝利への執念。一発回答で応えたケヴィンオリス。ゴール後の燃えるような雄叫びが、暗闇に小さな灯をともした。

 

 

 

 

 

| モンテディオ山形 | 00:34 | comments(0) |
2017年J2順位予想

開幕間に合わず。

ちなみに開幕戦はこの後録画で視聴予定。結果は知らない状態。

 

1位 名古屋グランパス

色んな事があったけど、なんだかんだ戦力は充実。良いベテランもいるので、紆余曲折ありながらも最終的にはトップにいそう。

 

2位 京都サンガF.C.

今年はこの位置にくるか、下位にくるかの2択だと思う。監督の力量も完全に未知数であり、何もかもがうまくいった場合はここまでくるかも。かなり期待値込みで正直期待は薄い。

 

3位 湘南ベルマーレ

やるサッカーは変わらないが、これまでより戦力はダウン。前回J2時のウェリントンのような存在がでてくれば優勝もあり得る。

 

4位 松本山雅FC

これだけ監督が長いと、そろそろ停滞期に入るかもしれないという根拠なき期待。

 

5位 モンテディオ山形

メンバーもある程度充実していて、監督も手堅いので、PO圏内は堅そう。

 

6位 アビスパ福岡

前回J1昇格時もあまり強いと感じなかったので。

 

7位 徳島ヴォルティス

未知数だが、評判がいい。

 

8位 FC岐阜

夏頃から大木サッカーが噛み合ってきて、リーグ随一の曲者となる可能性が高い。

 

9位 ジェフユナイテッド市原千葉

さすがにもう期待できなくなってきた。戦力はそれなりなのだけど。

 

10位 横浜FC

強烈な外国人FWの存在はデカイ。この辺りまではきそう。

 

11位 ファジアーノ岡山

大幅戦力ダウン。昨年もそれほど強さは感じなかったのでこの順位。

 

12位 水戸ホーリーホック

このチームの中位は手堅い。

 

13位 ロアッソ熊本

昨年は脆くも良いサッカーをしていた。降格圏内のチーム力ではないと思う。

 

14位 東京ヴェルディ

読めないが、よっぽど監督がダメじゃない限り残留争いまではいかないと思う。

 

15位 FC町田ゼルビア

2年目は難しい。なんとなく苦しむ予感。

 

16位 愛媛FC

監督も選手も抜かれてあまり良い要素がない。

 

17位 レノファ山口

人を抜かれてもやるサッカーはかわらないので、降格は回避できるはず。

 

18位 ザスパクサツ群馬

良くも悪くも印象が薄い。毎年エースを抜かれて大変だとは思う。

 

19位 カマタマーレ讃岐

今年も手堅く残留。監督の力量はすごいと思う。

 

20位 Vファーレン長崎

ここ数年の推移を見ても、フロントのゴタゴタを見ても良い印象がない。

 

21位 大分トリニータ

J2を勝ち抜く明確な武器が見えない。

 

22位 ツエーゲン金沢

前任の監督の力が大きかった中で、今年は最後まで苦しむと思う。

 

以上、今年も本当にわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

| Jリーグ | 16:54 | comments(0) |
2017年J1順位予想

開幕までもう少し。今年も予想はしておこう。

 

1位 鹿島アントラーズ

本当に監督がいいと思う。補強も的確。

 

2位 サンフレッチェ広島

ACLのない広島は強い。

 

3位 浦和レッズ

トップ3は確実。優勝はない。

 

4位 ヴィッセル神戸

ACL圏内に入ってくる予感がある。着実に強くなってそう。

 

5位 ガンバ大阪

勝ったり負けたりしながら、地力だけでここまできそう。

 

6位 サガン鳥栖

チーム作りに安定感がある。

 

7位 FC東京

選手補強は素晴らしいが、監督の力量次第。悪くはないと思うが、自分はこのくらいの力量と予想。

 

8位 柏レイソル

半分より上には出てくるはず。個人的には応援したい。

 

9位 大宮アルディージャ

難しくなる2年目でも、安定感をもって戦えると思う。監督がいい。

 

10位 川崎フロンターレ

未知数だが、ACLもあるので大変だと思うのでこの順位。

 

11位 清水エスパルス

昨年時点でJ1仕様のチームだった。監督も安定感があるし、残留はたぶん大丈夫。

 

12位 ジュビロ磐田

俊輔以外特徴の見えにくいこじんまりしたチームになる予感。

 

13位 ベガルタ仙台

本当にイメージがない。興味をひかれる要素に乏しい。

 

14位 セレッソ大阪

初年度からそんなにうまくはいかないと思うが、残留はできると思う。監督の力量がでかい。

 

15位 アルビレックス新潟 

いよいよ降格が迫ってきても、なんとかできる判断力がフロントにある。

 

16位 横浜Fマリノス

まさかと思うかもしれないが、ここ数年の流れの中ではあり得る話。昨年のゴタゴタを契機に一気に落ちそう。

 

17位 ヴァンフォーレ甲府

予想が難しいが、今季の残留争いはかなり厳しいので、選手・監督を見るとここに予想せざるをえない。

 

18位 北海道コンサドーレ札幌

確かにJ2の1位なのだが、残留できるだけの武器がなく、だらだら負けながら最後はここにいそう。イメージとしては昨年の福岡に近い。

 

以上

| Jリーグ | 11:22 | comments(0) |
2016年J2順位予想 答え合わせ

J2も急いで答え合わせ。

 


1位 清水エスパルス
なんだんかんだ攻守で戦力は飛び抜けている。小林監督も昨年こそうまくいかなかったが、実績はすごいものがあるし、普通に考えれば清水が最有力だろう。ただ、リーグの中でトップの戦力を持つチームと小林氏の中堅・下位チームを勝たせる特性が噛み合うかは若干の不安あり。
余談だが、久々に清水のチャントをスタジアムで聴けるのはかなり楽しみ。子どものころに聞いたあのサンバっぽいリズムが忘れられない。

⇒2位。最後は地力を完全に発揮。


2位 ジェフユナイテッド市原・千葉
高橋GMらしい功を急ぐ無茶な入れ替えだが、補強の顔ぶれ自体は実に的確。また、ジェフというクラブの歴史・体質を考えると、うだつの上がらない中途半端な中堅・ベテランを一掃できたことも良かったように思う。あとは関塚監督次第。昨年は完全な失敗だったが、五輪の時がそうであったように、このまま終わる人物ではないと思っている。

⇒11位。このまま終わってしまった。大外し。

 


3位 セレッソ大阪
監督次第では1位予想もあり得たが、後手後手の選考で大熊監督に決まってしまった。大熊氏は加藤久氏並に現場への意欲が強い人だ。
大熊氏の評価は難しい。なんといっても一発勝負に対する驚異的な勝負強さがある。グダグダでありながらも毎度出場を果たしていたアジアユース、なんと1勝もせずにグループリーグを勝ち抜いた2005年のワールドユース。一方で、大宮では散々だったし、どこを率いても相変わらず内容は良くない印象がある。確かにFC東京時代はJ2首位を独走し、天皇杯も制覇したが、自分はこれまでのJ2であれだけ戦力が充実し、あれだけ自立した選手たちが揃うチームを知らない。事実、選手たちが戦術変更を申し出るまでの大熊氏主導のチーム作りはあまり上手くいってなかったように記憶している。
というわけで自動昇格には若干の不安ありでこの順位。

⇒4位。内容も含めて割と予想通り。

 


4位 京都サンガF.C.
予想というか期待か。
石丸監督は戦力相応の成績を残せる監督だとは思っているので、最終的にはエスクデロまで来たことを考えると、このあたりは現実的に期待してもいいのではないか。

⇒5位。ここもほぼ予想通り。悪くはないが、最後まで手応えの持てないチームでした。

 


5位 ギラヴァンツ北九州
勝負の一年ということで並々ならぬ気迫で臨んでくるだろう。力もある。
一方で今までにはないプレッシャーもかかってくるだろうし、色々苦労しながらプレーオフ圏内に入ってくるものと思われる。

⇒22位。大外し&大崩れ。考えてみるとそれまでの躍進の方が不可思議だったのかも。

 


6位 レノファ山口
去年のJ3でのゴール前に人が雪崩れ込んでくるような破壊力には驚かされた。個々の攻撃陣のクオリティにも驚かされた。長崎の初年度のような旋風を巻き起こす可能性が十分にあると思う。

⇒12位。ちょっと期待しすぎた。

 


7位 松本山雅F.C.
J1を経験し、戦力も充実した。が、不安が2つある。1つは松本の立ち位置が変わってしまっていること。今年は弱者から強者の立場になり、色気も出てくることだろう。現実的なサッカーに今年も選手が耐えられるか不安が残る。
もう一つは反町監督。一度手腕の限界を露呈してしまった反町監督がもう一度同じクラブを奮い立たせられるか。湘南での最後の一年を再現する可能性ある。
一方で前回のJ2のように手堅くやれれば自動昇格の可能性もあるかもしれない。

⇒3位。見くびっていた。現実路線にすぐに移行できる強さがあった。

 


8位 モンテディオ山形
前回のJ2ではかなり内容が乏しかったが、トーナメントの勢いと勝負強さで昇格に成功した。そしてそのままJ1では通用しなかった。
前回よりレベルが上がった今季J2において、代わり映えしない布陣だと、このあたりの順位が妥当ではないか。
大黒は…たぶん点はとるが、チームを上位には導けないと思う。

⇒14位。さすがに大黒・ディエゴは無理があった。今年のサンガもこんな感じになってしまうのか。

 


9位 愛媛F.C.
昨年はドングリの背比べで飛び出したが、今年の熾烈な競争の中で安定して勝ち点を稼げるか不透明。でも主力は残っているわけで、一桁順位には入ってくるのではないか。

⇒10位。ほぼ的中。



10位 V・ファーレン長崎
1年目の躍進以来、徐々に停滞している印象。それなりに安定はしているがプレーオフは難しいと予想。

⇒15位。停滞感がすごい。

 


11位 徳島ヴォルティス
補強は積極的だが、監督の能力が未知数。真ん中くらいを予想。

⇒9位。あまり言うべきことがないチーム。



12位 ファジアーノ岡山
赤嶺、豊川といった地味なタイプだがJ2トップレベルの補強に成功。ただ、長澤監督は堅実だが旋風を起こせるほどの手腕を持っているかという点は微妙かなと。

⇒6位。プレーオフ入りはJ2全体のレベルの低さゆえ。サンガの進出もそう。思っていたより良いチームだったが、強くはなかった。

 


13位 東京ヴェルディ1969
ときに大物食いをしながら上がったり下がったりするような推移になると予想。

⇒18位。実態の見えにくいチーム。

 


14位 北海道コンサドーレ札幌
野々村社長就任以降、ネームバリューとかわかりやすさ先行の補強の印象が強い。その割に監督は上手く大物を招聘できず後手後手の交代を行っている。つまり、チームのマネジメントや積み上げがうまくいっていない。近年の他J2クラブの堅実さを考えた時に、このくらいの順位に落ちる可能性が高そう。

⇒1位。これを予想できた人はいまい。

 


15位 カマタマーレ讃岐
北野監督の手腕は称賛に値する。今年もチームの力を最大限発揮させて早々に残留を達成を決めるはず。

⇒19位。混戦の残留争いでよくぞ生き残った。素晴らしい。

 


16位 ツエーゲン金沢
昨年のような新鮮さがなくなった中で躍進は難しいと思うが、森下監督の采配は手堅いので残留はできると思う。

⇒21位。まあ内容的には予想通りか。

 


17位 水戸ホーリーホック
柱谷監督から西ヶ谷監督に代わり、ややチームの色が薄れた印象で、正直よくわからない。水戸の戦力で残留を果たすのは簡単な仕事ではないだけに、厳しいシーズンになりそう。

⇒13位。結構良いチームでした。

 


18位 F.C.岐阜
J3から2位で上がった町田やひどい運営状況のクラブが他にあるので、残留はできると予想。ただ、ラモス監督では上位進出は難しいと思う。

⇒20位。あの内容でよく残留できたと思う。

 


19位 F.C.町田ゼルビア
J3を圧倒的な力で勝ち抜いたわけではなく、取り立てて武器もないので、今までなんとなく勝てた試合が不思議と勝てなくなったりといった形でズルズル低迷していきそうな予感がある。リーグを相対的な手堅さで勝ち上がったチームは得てしてカテゴリーが変わった際に苦労する傾向があるので、最後まで残留を争うことになるのでは。

⇒7位。まさかJ3での手堅さがそのまま上でも通用するとは。完全に予想外。粘り強い良いチームでした。

 


20位 ザスパクサツ群馬
昨年低迷しながら、今年もあまり良い材料がない。かなり厳しいシーズンになると予想。

⇒17位。なんだかんだ残留。

 


21位 横浜F.C.
現在のJ2で最もフロントがふざけているクラブだと思う。昨年のサンガの試合を思い出しても、後半戦で一番手ごたえがなかったのがこのクラブだった。そこにまさかのルス監督復帰。選手のモチベーションが落ちている可能性は高い。
また、個人的にカズは大好きだが、本気で上位を目指すならばカズの扱いを考えないと思う。でもクラブはカズを重用する監督をわざわざ持ってきた訳で、フロントがチームの勝利のことを一番に考えていないことは明白。そういうクラブは大抵バラバラになる。

⇒8位。予想に反して上位進出。ちょっと理由がわからない。

 


22位 ロアッソ熊本
こちらも良い材料がない。そして、小野監督の交代劇にも何かこう闇の深さを感じた。戦力的にもっと下のクラブはあるが、今季はチーム運営に問題がある2クラブが降格の本命になると予想。
⇒16位。闇深いどころか、さわやかなチームだった。



一つも的中せず。一つ外しも4つだけというグダグダさ。今のJ2はほんと予想が難しい。

 

以上

| Jリーグ | 10:55 | comments(0) |
2016年J1順位予想 答え合わせ

もう今季のJリーグが始まってしまうので、昨年のJ1順位予想の答え合わせをしておこう。



1位 サンフレッチェ広島
いきなりつまらない予想だが仕方ない。あくまでACLで早々に敗退する前提の話ではあるが。
対アジア相手にはそれほど強くない今のサッカーだとACLの上位進出は厳しく、逆に相変わらず日本のクラブのサッカーにはがっちり噛み合うことを考えると1位はここしかない気がする。

⇒6位

大きく外してしまった。ウタカのフィットとACLの早期敗退まではいつものシナリオだったが…。

例年よりはACLに力を注いだとは思うが、まだ足りない。どうせこの順位ならもっと本気で獲りに行ってほしかった。

 


2位鹿島アントラーズ
理由はACLがないこと、それに尽きる。昨年からチームの完成度は高かったし、三竿や櫛引の補強も的確。大崩れをしないサッカーをしているし、安定して強いクラブが広島だけという状況の今のJでは、こういうクラブが躍進するんじゃないかと。

⇒1位(リーグのみの順位3位)

大崩れに近い状態にはなっているわけで予想通りとは言えない。が最後はきっちり間に合わせてきた。

ポイントは石井監督の采配。岡田武史が言うところの「私心を捨てた決断」ができる数少ない日本の名将だと思う。

 


3位 ガンバ大阪
他カップ戦でも上位進出を果たしつつ、ACL圏内も果たすという予想。
ガンバにはリーグ以上にACLの優勝を期待している。

⇒4位

一年通じて良くなかった印象だが、なんだかんだACLプレーオフ獲得まで上げてきたのはすごい。

長谷川監督は良くも悪くもヴェンゲルみたいになっていくのか。


4位 浦和レッズ
一般的な予想と同様、監督が変わらない以上、今年も繰り返すものと考える。
自分が思うに、監督としての能力というのはある意味人間性そのものであり、監督になりたての時期ならともかく、一定の年数を重ねた監督が飛躍的に成績を伸ばせるということはないと思っている。
優勝できる監督、上位に進出できる監督、残留できる監督、昇格できる監督…全ての監督は似たようなクラスのクラブに入る限り、不思議と同様の成績を繰り返すか、落ちるかどちらかに収まる。浦和の場合は、優勝でもしない限り今季がペドロビッチ最終年となるだろうし、シーズンの中盤から繰り返しの兆候が表れた時点で例年以上に気持ちと成績がガクッと落ちるのではないかと思う。
来年、ペドロビッチは是非とも中堅か下位のチームで見たいと思う。本人もそれを望んでいるのではないか。

⇒2位(リーグのみの順位1位)

順位は外れるが一年の流れとしては予想通り。確かにリーグの順位は1位なんだが、福田正博が言う通り、チャンピオンシップも含めたレギュレーションだからこそリーグを獲れただけだと思う。やっぱりチームは監督を映す鏡。


5位 川崎フロンターレ
上記同様、という感じ。ただ、個人的には風間監督を据える川崎の姿勢にはすごく好感を持っている。というのも、明確な色を持つクラブが少ない現在のJリーグにおいて、川崎はスタイルと志を持っている数少ないクラブだからだ。守備的でも攻撃的でもいいが、こういうわかりやすい特徴を持ったクラブが増えればもっと面白くなるのにな、と思う。

⇒3位(リーグのみの順位2位)

予想より良い戦いをしていた。いや勝負弱さは本当に相変わらずなのだが、思ったより勝ち点を稼いできた。

風間監督ができるベストの仕事だったと思う。一方で、やはり優勝できる器ではないのかなと。

6位 FC東京
何故一度失敗した監督を就かせたのかはわからない。ただ、戦力は潤沢であり、甲府のときのように堅いサッカーを志向するのであれば、ACLがあってもこの順位くらいには収まるのではないかと思う。まあ首都圏のクラブがこの位置にいてもらっては困るのだけれど。

⇒9位

結局つなぐだけの中途半端なパスサッカーを志向してしまった。順位も期待も外れ。

 


7位 横浜Fマリノス
色という面では、現在のJ1で最も色の薄いクラブだと思う。戦力補強も成功したとは言い難い。
だが、ここから下はどこもどっこいどっこいな気がするので、その中では安定感でマリノスが上位にくるのではないかというザックリとした予想。

⇒10位

今年のオフの主役ではあったが、リーグの中では最後まで影が薄かった。カイケの問題児ぶりと齋藤のキレくらいしか印象がない。
 


8位 ヴィッセル神戸
チョンウヨン等の移籍は痛いが、戦力はそろっているし、不満分子だったマルキーニョスが去ったことで、ネルシーニョの勝負強さが今年はもう少し発揮されるのではないか。

⇒7位

ファーストの不調ぶりは予想外だったが、やはり最後は力を発揮してきた。概ね予想通り。

 


9位 柏レイソル
監督に力量含めかなり不透明。なので真ん中くらいに配置。

⇒8位

監督は外れたがリカバリーは早かった。何より後任が予想以上に良かった。あんな若い選手を使いながら結果を出していることはもっと賞賛されてもいい。

 


10位 湘南ベルマーレ
大黒柱である永木と遠藤の流出はあったものの、誰が出てもしっかりとタスクをこなせるチーム作りをしているため、なんとか中位には落ち着くのではないかと思う。まあこの戦力で中位ってめちゃくちゃすごいのだけれども。

⇒17位

大外れ。過信しすぎた。普通に考えればあの戦力なら降格が妥当。湘南のような若さと勢いのチームはやはり泥沼が長い。大木時代のサンガのよう。

 


11位 大宮アルディージャ
昨年のJ2を見ていて、新米であるにもかかわらず、渋谷監督の手堅さと勝負強さは大したものだなと思っていた。細かい技巧や運動量といった日本で評価されがちな価値よりもフィジカルの強さや高さ、決定力という言わば「戦闘力」を重視しているあたりがメンバーの選考からも見て取れる。このあたり、手堅く中位に進出するのではないか。

⇒5位

渋谷監督は素晴らしい。J2での手堅さをそのままJ1仕様にしてきた。勝負にこだわり、泥臭くプレーできる、予想通り「戦闘力」の高いチームだった。

 


12位 サガン鳥栖
豊田・林が残ってフィッカデンティが来たら、ある程度信頼できるチームにはなる。降格候補が多い今年のJ1においてはやや早めに残留争いから抜け出せるのではないかと予想。

⇒11位

大方予想通り。チームの骨格がしっかりと形成されてきていたので、来年も残留は堅そう。



13位 ベガルタ仙台
戦力は乏しいが、陣容はそれほど大きく変わらないため、他の降格候補と比べると中位の可能性は高そう。

⇒12位

結構苦しんでいた時期もあったが、大方予想通り。ただ、俄然印象が薄い。

 


14位 ジュビロ磐田
外国人3人をはじめ、メンバーはJ1でも相対的にそれほど悪くない。ただ、一昨年から名波ジュビロを見ていて感じたが、守備は堅くない。というかなんというか常に隙があった。これは名波監督自身がまだ現実路線に切り替え切れておらず、微妙にパスサッカーの志向が残っているせいだと思う。
しかしながら、このやや線の細いサッカーに今年は中村太亮という守備の軽いSBを補強した。そこがかなり不安。
ジェイ・アダイウトンで残留は大丈夫だと思うが、伸びしろも感じないし、ジェイも怪我がちだしで、なんとか降格圏一歩手前くらいになるのではないかと思う。

⇒13位

1stと2ndでこんなに差が出るとは思わなかったが、結果としては予想通り。

名波監督については、新米監督でありながらJ1昇格・残留を成し遂げている反面、やっているサッカーのポテンシャルが低く、夢のないサッカーをしているあたりが評価の難しいところなんだろう。やはり選手時代を知っているだけに期待してしまう。

ただ、意識高い系でしかなかった小林を代表級まで育てたのは見事。



15位 アルビレックス新潟
監督の人選がかなり不安。いや、力量は悪くないと思うのだが、新潟のようなクラブを手堅く残留させられる手腕があるのかはかなり不透明。補強も微妙だし、ギリギリ残留くらいで収まると思う。

⇒15位

ようやく予想的中。暫定監督となった片渕氏のギラギラ感が印象に残った。

残留はしたのだが、最終戦といい勝ち点といい今までの勝ち取った残留とは違う。今年はさすがに厳しそう。

 


16位 ヴァンフォーレ甲府
やれること、やることは昨年と変わらないし、変えようという意識もなさそうなので、今年も最後まで粘り強く残留を争うことになると思う。
でも、選手たちもそろそろ守備的なサッカーに飽きたり疑問を持ち始めたりする頃であるし、開幕から佐久間監督だとあまりにも夢がなさすぎるし、例年の監督交代策も持っていない状況なので、降格の可能性はやはり高いと思う。

⇒14位

良く残留したなと。節操のない外国人補強も最終的には当たった。この戦力では見事としか言うほかない。

 


17位 名古屋グランパス
どっちに転ぶか…というところで、自分は下に賭けた。今こうして試合を見ているとバドゥサンガ初期の頃のような守備の危うさを時折感じるが、向上していくのだろうか。どうも解説時代の小倉氏の浅い分析や軽いコメントの印象が頭をよぎる。
逆に名古屋がこの賭けに勝ったならば、自分はサッカーに関する価値観を完全に変えなければならない。それくらい大胆なチャレンジだと思う。

⇒16位

価値観を変えなくて済んだ。そりゃだめだよね。

親会社の意向の強さ、成績向上以外の邪念が絡んだ監督登用、サンガサポーターとしてこの2つは低迷の絶対的な要因だと言い切れる。



18位 アビスパ福岡
今でも昇格したのが不思議で仕方がない。去年のサンガにあれだけやられていたクラブがJ1相手に持ちこたえられるのか。井原監督の勝負強さは認めるが、J2での勝負強さがJ1で当てにならないのは過去の昇格クラブが何度も証明していることであり、やはり予想をたてるなら福岡はここに置くしかないかなと。
⇒18位

ようやく2つ目の的中。と言っても、まあここは外す方が難しい。地力はないが勝負強さと勢いで勝ち上がった昇格クラブの典型的な末路。

 

 


というわけで、偉そうなこと言っても的中2つ。ただ、一つ外しが8つあるので、そう考えると意外と悪くなかったのか?

湘南と大宮は予想外だったな。

振り返ると、サッカーの質はともかく、名古屋や鹿島を代表に話題性には事欠かない一年だったなと。2016年のJ1、非常に楽しめました。


以上

| Jリーグ | 00:02 | comments(0) |
MCバトル観戦記(KING OF KINGS GRAND CHAMPIONSHIP FINAL 2016 )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかく東日本予選から見てきた大会なので、記憶を書き残しておこうと思う。

試合内容等の詳細はabemaTVでも流れていたくらいなのでここでは省略。各MCの印象と所感だけ。

 

■ACE

1回戦 VS ERONE 勝利

2回戦 VS SURRY 勝利

準決勝 VS GADORO 敗北

 

良くも悪くもいつものACEだった。まくしたてるような早口のフロウと韻の安定感は、素人にも上手さがわかりやすく伝わる。そこに、多少意味のつながりは薄くとも迫力(いわゆるヴァイブス)が乗っかってくるので、観客としても声を上げたくなる。

一方で、準決勝のGADORO戦での客からの支持の少なさには、このスタイルへの飽きを感じずにはいられなかった。ダンジョンのT-Pablow戦での負け方が影を落としている感じがする。ライムの数もフロウもヴァイブスでも相手を上回りながら、内容の薄さの1点のみで大敗を喫したあの試合によって、信頼が揺らいでいるように思う。

また、安定感はあるが予想を超えてこない、すなわち格下にはほとんど負けないが格上にはほとんど負ける、いつものACEらしい立ち位置での去り方でもあった。

 

 

■ERONE

1回戦 VS ACE 敗北

 

登場時のBGM「一網打尽」の瞬間が大会通じて一番盛り上がったかも。

毎週のように大会に出ているような現役のフリースタイラーと比べるとテクニック的にはどうしても弱くなるし、典型的な現代のフリースラタイラーともいえるACEが相手では分が悪かった。

ただし、バトルの外でも結果を残している故の強力なプロップスは大きな武器であるため、予選時のような「ヴァイブス」からの「お前の彼女 どうせクソブス」といった笑えるラインが一度でも決まれば結果は変わったかも。

 

 

■ISSUGI

1回戦 VS SURRY 敗北

 

ISSUGIの勝敗は本人の問題というより会場によってくるのかなと。

予選では渋谷22時開始ということで、それこそHIPHOP IQの高いお客さんが多く、高い評価を受けたMONJUの「BLACK DE.EP」等を聴いてきた人も多かったと思う。実際、画面を通してみている限り、試合前からかなりの人気を感じた。

その予選と同じメッセージ、同じスタンスで戦った今大会のお客の反応は薄かった。逆にISSUGIに負けたT-Pablowなら、その人気だけで1回戦くらいは突破していたかも。

 

■SURRY

1回戦 VS ISSUGI 勝利

2回戦 VS ACE 敗北

 

印象としては一番薄いかもしれない。そもそも6人のプレーオフの4位で出場することへの違和感もすごい。

ラップの安定感は相変わらずいいのだが、ラッパーとしての魅力にそれ以上のものがない。バトル界の中堅という印象そのままで終わった。

 

 

■GADORO 

1回戦 VS CIMA 勝利

2回戦 VS 裂固 勝利

準決勝 VS ACE 勝利

決勝 VS 輪入道 勝利(優勝)

 

納得の優勝。特に決勝ではテクニックと熱さが共存していて、どんどん強くなっていることを感じさせられた。

また、最初から最後までものすごい人気を感じた。戦極MCバトルを勝ち抜いたこともあるのだろうが、地方から地道に積み上げてきたプロップスの大きさを強く感じた。

悔やまれるのはCIMA戦。マスタベーションのようなトラックとDJの凡ミスで試合が壊れてしまった。まともな試合ならかなりおもしろかったはず。

 

 

■CIMA

1回戦 VS GADORO 敗北

 

無念の敗退。上記のミスと更に判定ミスまで重なる踏んだり蹴ったり状態で大会を後にした。

そのへんのヤンキーっぽい見た目とは裏腹な、侍のようなB-BOYスタンスと2小節ごとに強烈なライムを落としてくるスキルの高さが個人的に好きだったが、ほとんど何もできないまま終わった。残念。

 

 

■裂固

1回戦 VS サイプレス上野 勝利

2回戦 VS GADORO 敗北

 

踏みまくり。正直、字幕がないと文章の意味のつながりは全く理解できないのだけど、それでも聴いていて気持ちいいの確か。

ここに意味のつながりや熱さが乗っかってくれば、もうそのときは裂固の時代だろうなと。まあ堅い韻で意味をつなげるというのが一番難しいのだけれど。

 

 

■サイプレス上野

1回戦 VS 裂固 敗北

 

1回戦は本当に惜しかった。裂固のノリに付き合わず、意味のあるアンサーで全てのDISをうまくあしらっており、会心の出来だった。にも関わらず客判定はドロー、審査員に至っては1本裂固の方が多かったという不思議。少なくとも客判定はどう聴いてもサ上だったような気がするのでマスターの判定には疑問が残った。ちなみに延長戦は、ビートが流れた時点で裂固の勝利を確信した。あれだけ今っぽいビートだとさすがにきつい。

ZEEBRAが言っていた通りダンジョンの戦いよりよっぽど良かった。DOTAMAの不調といい、テレビ番組には違う難しさがあるのか。

 

 

■TAKASE a.k.a HI-KING

1回戦 VS FEIDA-WAN 勝利

2回戦 VS 崇勲 敗北

 

1回戦は寄り切り。崇勲戦は完敗。という感じか。あまり耳に残るパンチラインはなかった。そもそもあまり聴き取りやすくもなかった。もうベテランだが、予選から今大会まで魅力を感じとることはやはりできなかった。

 

 

■FEIDA-WAN

1回戦 VS TAKASE 敗北

 

TAKASEが再三言っていた「岡山の話ばかり」というDISに対して、「むしろ岡山、岡山連呼しているのはお前」というアンサーは素晴らしかった。が、それだけだった、調子いい時はああいうのがもっとでてくるのだろうか。印象薄い。

 

 

■崇勲

1回戦 VS じょう 勝利

2回戦 VS TAKASE 勝利

3回戦 VS 輪入道 敗北

 

安定した戦いぶりだったが、正直言って真面目な話ばかりでつまらなかった。まあ相手が下手にDISをしてこず真正面から戦いを挑んできた結果ではあるが、大きな魅力であるユーモア(R-指定が言うところのボケ)が発揮される場面が少なかった。

輪入道との試合も熱い試合ではあったが、個人的には消化不良。もっと面白いやりとりが観たかった。

 

 

■じょう

1回戦 VS 崇勲 敗北

 

この日のじょうは多くの人が嫌いで仕方がないあのじょうではなかった。真面目に熱く戦っていた。結果、全然強くなかった。

あのどうしようもなく子憎たらしい(でも確かに強い)、客も相手もすべての好感度を無視したあのスタイルで、崇勲とどういう化学反応を見せるか見てみたかった。

 

 

■押忍マン

1回戦 VS 呂布カルマ 敗北

 

1回戦負けだが、かなりの好ゲームだったのでは。

自身のスキンヘッドについて、どちらのユーモアが勝るかという楽しいバトルだった。押忍マンはキャラも立っているし、明らかに好感が持てる体育会系の雰囲気も含めて、バラエティ的に成功していきそうな予感がある。

 

 

■呂布カルマ

1回戦 VS 押忍マン 勝利

2回戦 VS 輪入道 敗北

 

2回戦は消化不良で敗退。まあトラックが悪いわ。なぜこのカードでそのトラックを持ってくるのかという機械的な現代風のトラックで、つまらない試合になってしまった。本当に残念だった。あとは輪入道って確かにディスるところないよなと。

本人が後で言っていた通り、UMBのNAIKA戦同様、仲良くなってディスりにくくなっている感がありありとわかった。

 

 

■輪入道

1回戦 VS LICK-G 勝利

2回戦 VS 呂布カルマ 勝利

準決勝 VS 崇勲 勝利

決勝  VS GADORO 敗北

 

若造を圧倒した1回戦、歴戦の猛者を熱さ・真面目の土俵に引きずり込んで勝ち切った2回戦・準決勝、そして名勝負となった決勝。全てを通して、大会のMVPともいえる見事な戦いぶりだった。勝ってきた相手からして優勝にふさわしい存在だった。

ただ、輪入道とやると相手が真面目になるので、試合としてはつまらない状態にもなっていた。それが輪入道の強さでもあるので悩ましいところではあるのだが、他のMCに対しては、もっと輪入道に対して鋭利なディスをしてもらいたい。

あと輪入道は、ダンジョンのニガリ戦といい、この日のGADORO戦といい、頑張っている年下に対してたまに優しさがでてしまう感じが見受けられるので、そこが唯一の弱点だと思う。

 

 

■LICK-G

1回戦 VS 輪入道 敗北

 

滑りまくって終わった。

まず登場シーンで、ロープに足をかけて登ろうとして足を滑った。そして、相手の先攻1ヴァースでのライム読みがうまく決まらずスベった。あれは観客からしても小節間違いかと思ったので、完全な失敗だった。その結果、終始テンパっていたように見えた。緊張もあったのか。

 

 

■雑感

大会全体としては緊張感のあるそれなりの大会になったが、出場者のレベルに見合った盛り上がりがあったかというと正直そうではなかった。理由は色々あるが、大会後に散々賛否があった通り、いろいろ試合のノイズとなるような出来事があったなと。

以下、前回と比べて良かった点と今後の課題。

 

<良かった点>

・オープニングのDJタイムとVTRがかなりかっこよかった。

・ライブの時間が入らず、進行がスムーズだった。

・審査員の鎮座のコメントが面白かった。

・参加MCの顔触れが豪華で、人数もちょうどいい。

 

<課題>

・リングは微妙。上から垂れるマイクの線が絡まりかけていた。何より、あの狭いリング上に2人のカメラマンがいて、自分周辺の位置からは常にカメラマンが視界を遮っていた。本当に邪魔なことこのうえなかった。あと、お客さん判定のとき、司会のマスターが正面を見ていることが多く、横側の盛り上がりを確認できていなかった感がある。(手の数ではなく声の音量だけで判断しているということであれば問題はないのだが)

 

・再三言われている通り判定ルールがわかりにくい。予選は客判定含め旗が4本だったため、マスターは予選から「ドローの旗を0.5と考えるとわかりやすい」旨の発言をしていた。しかし本戦は6本になるため、それが今回のCIMA対GADORO戦のジャッジミス(ドロー3、GADORO2、CIMA1でGADORO勝利の判定。正しくはドロー)につながった。マスターが真のルールを把握していなかったのは言語道断だが、そもそもこういう勘違いの隙があるルール自体に大きな欠陥がある。

判定を機械的に画面に表示するなど、もっとわかりやすく判定結果を伝える努力が必要。

 

・参加資格も微妙だったなと。最終的にキングじゃない人が半数近くいた。8人の予選や6人のプレーオフなど、意図が見えにくいやり方がいくつかあった。

 

・マスターの進行にも問題があった。旗の青と赤がどちらのMCを対象にしているのか、試合ごとにわかりやすく言うべきだった。また、細かい話になるが、8×4か16×2はMCが言った直後に会場全体に伝えるべきだった。MASTERはいつもどちらかを言わないまま、ビートが始まる直前で「…対…、8×4、Let’s Fight!」というものだから、後方のDJたちは心の準備ができずやり辛かったと思う。観客としてもどちらなのかわからず微妙にソワソワした。 

 

・そもそも8小節か16小節かを選ぶことを句潤が提案したから「句潤ルール」とか言っていたが、UMBでずっとやってきたルールだけに、なんだかなーと。対立していることはわかるけど、わざわざ変な名前つけなくてもいいのに。

 

・DJガッデムの小節間違いは、事前にビートのチェックさえしていれば確実に防げたミス。小節を間違かったうえに、どうしようもなくなって3ヴァースめの後攻に止めるなんて初めて見た。これのみならず、そのへんのリハの詰めの甘さは進行でも感じた。

 

・最大の問題はさんざん言われているビート。問題が多すぎ。

MCが乗り辛いうえに昨年は曲でもほとんど使われないって、一体何のためのオリジナルビートなのか。しかも、無名のDJを起用したうえで、マスターが大げさに次は「・・・ステージ」なんて紹介するものだから本当にサブかった。別に既存でもオリジナルでもいいが、せめてラップの邪魔をしないものを作ってもらいたい。とはいえ、DJも自分の色を出したいわけで、なかなか良いバトルとの共存が難しいシステムだなと。あとギャラもやれよと。

いずれにしても大会が期待レベルに達しなかった一番大きな原因だと思う。前回も感じたが、このシステムさえ変えれば大会の魅力は一気に向上すると思う。

 

 

 

というわけで、課題ばかりが多くなってしまったが、大会のコンセプトはいいだけに、一部の基幹のルール・システムを改善することを求めたい。

今回は、MCは一流ばかりが揃ったし、日本一の大会という権威もなんだかんだ意識として備わってきている。だからこそDJも司会も環境もろもろも一流にしなければならない。

そもそもこの大会にオリジナルなシステムはあまりいらないと思う。ほかの大会の存在を前提にしている大会なのだから、他大会の良いところをまねしながら、最高のMCたちが素直にぶつかりあえるシンプルな環境さえあれば十分だと思う。

次回、頑張ってもらいたい。

 

以上

 

| 音楽(HIPHOP) | 22:12 | comments(0) |
MCバトル観戦記(UMB GRAND CHAMPIONSHIP 2016 ) -後編-

■3回戦・4回戦 −番狂わせはなし−

 

というわけでベスト16。

試合の前にはDJ HONDAによるDJタイムがあったが、疲れているのか興味がないのか、フロアの反応は鈍かった。スマホをいじっている客がかなり多かった。何より30分は長かった。

 

さて、ノーマークの存在から注目の的となりつつあったウジミツはMOL53と当たったが、ここはMOL53が貫録の勝利。決して本調子ではなさそうなMOL53だが、この試合ではウジミツが戦い辛そうだった。ウジミツは呂布カルマの影響を感じるMCで、韻やフローで勝負するタイプには強いのだが、MOL53のような真っ当なことを言うタイプには弱かった。

そのMOL53はベスト8でバンドをやっているというSIVAと勝負。SIVAのラップが滑らかで韻が固く聴いていて気持ちよかったが、記憶に残るラインがなかった。プロップスの差を上回るほどの力量は残念ながらなかった。これでMOL53がベスト4。

 

他方から上がってきていたヤングたかじん(呂布カルマ)は、もはや誰と戦ったのか記憶がない。が、ベスト16もベスト8も危なげなく勝ち上がっていたと思う。「おまえは俺と戦えただけでも得かもしれないが、おれはお前みたいなのに勝ったって何の得もねえんだ」といったラインが笑えた。ここも順当に呂布がベスト4。

 

反対側のゾーン。印象に残っているのはムートンとBASE。延長までもつれる良い勝負をしていた。

ムートンは初めて見た。フリースタイルとは思えないほど滑らかなラップはいい。だが、客の方を向きながら即興性の低い自己紹介型の内容をラップしており、個人的にはあまり好きになれなかった。一方のBASEも相変わらず決め手に欠け、結果はムートンが勝利。

しかしこのゾーンの本命はニガリ。ムートンはベスト8でニガリと戦うことになったが、ニガリはやはり安定して強かった。互いに上手いラップをする以上、アンサーがきちんとあって内容のあるニガリに当然軍配が上がった。ニガリもベスト4進出。

 

最後のゾーンはじょう、句潤、NAIKAでベスト4を争う構図になっており、唯一予想が難しかった。特に今年絶好調のじょうに対して、これまた大会絶好調の句潤がどう戦うかは最初の見物。ベスト16で対決、先攻は句潤。

この試合のポイントは2つあって、1つは後攻1ヴァース目のじょうが8小節を丸々使って、先行の句潤のフローをまねたフローをした場面。非常にらしかったが、これに対して客がそこまで沸かなかった。さらにその次の句潤が、心底呆れた顔で「同じことやって楽しいの?」「ただのモノマネ」と、熱くならず冷静に軽く受け流した。モンスターたちとは違う、適切な対応だったと思う。

もう1つのポイントは、前の試合で「色んな屍を越えてきた」と言っていた句潤に対して、じょうが「おれは葬儀屋。お前と違って本当の屍を越えてきた!」と客を沸かしたのだが、次の句潤が、「はぁ?それがなに。お前はその仕事頑張れば?」と一蹴。一貫してじょうの土俵に乗らなかった句潤が先攻ながら圧巻の勝利。ダンジョンで猛威を振るっていたじょうだが、この試合では優位に立てなかった。あと、やっぱりじょうはダンジョンで嫌われ過ぎたのかもしれない。客の反応が大会通じてやや鈍かった。

 

こうしてJAKE、じょうと優勝候補を立て続けに倒してきた句潤だが、次のベスト8も難関NAIKA MC。

この試合の句潤はやり辛そうだった。知り合いでイジるポイントが少ないのか、ディスがほとんど出ていなかった印象。NAIKAが良かったというより、句潤が良くなかった。そんなわけで激戦のこのゾーンを勝ち抜いたのはNAIKAだった。

 

あと余計なお世話だが、黄猿について。今回は東京代表ということで、若干ながら期待するところもあったのだが、とりあえずもう少し声の音量の調整をお願いしたい。毎度見る度に思うが、そこそこ良いライムやパンチラインがあるのに、ガナリすぎて全然届いていない。しかも毎回そこに成長が見られない。

活舌が悪いのは仕方ないが、せめてもう少し聴こえるようにラップしてくれれば判定しやすいし、音源も聴きたくなると思う。

 

 

■準決勝 −MCニガリの苦悩−

 

準決勝前、CHICO CARLITE、HIDADDY、晋平太のライブはあまり盛り上がらなかった。MCバトルであれだけ沸きながら、ライブでの言葉にはそれほど反応がないことに違和感はあったが、まあやっぱりみんな疲れてたんでしょう。この時点で4時間以上経っていたわけだし。

 

準決勝、まず呂布カルマVSMOL53。大会屈指の好カードであり、結果的にはベストバウトだったかもしれない。お互いリスペクトはしつつ、しっかりバチバチとやり合っており、見た目のことからお互いのシーンでのスタンスまで話は及んでいた。互いに手数がそれほど多くなかった中で、ディスに対してより的確なアンサーをしていた呂布カルマが僅差で勝利。呂布の「お前は下水道でやってろ」というラインが聴いたことのない言い回しでとても良かった。この試合はぜひDVDで見たい。

 

他方はニガリVSNAIKA。後攻一発目から「わかったから、ラップをしろ」と突っ込んだニガリに大きな歓声が上がっていた。NAIKAは優勝したいという気持ちをいつものでかい声でいつもの様に再三熱く熱く訴えていた。

内容的にはニガリの方が手数もあったし、上手いアンサーやラインもあったが、歓声は予想以上にNAIKAに寄っていた。かく言う自分も隣の友人もやはりNAIKAに上げていた。これ色々と理由はあると思うのだが、とりあえず現在のニガリは応援したいと思えないことが大きいのだろうなと。

 

現在のニガリは、高校生ラッパーの肩書がいよいよ遠いものとなり、「挑戦者」のスタンスやそこで築き上げてきた歴戦のストーリーがなくなった。その結果、ラッパーとしてのストーリー性が乏しく、言葉に厚みが出ていない。むしろ、時折漏れてきた上京後の振る舞いや先般のT-Pablowからのディスにより、甲子園球児の美しい(ときに偽りの)さわやかさが剥がれ、ダメ男加減が徐々に露呈されてしまっている。

先般のダンジョンでの、「フリースタイルダンジョン みんなで潜れば怖くない」と言いながらニヤついた場面もよくなかった。ダンジョンで2回の1回戦負けを喫しながら、何事もなかったかのようにチームで出場し、「ガキ」を自称する仲間の威を借りてそう言ってしまう姿勢に、MCとしての信念・筋・こだわりは見えなかった。

もちろん緩さや可愛さはMCの魅力になり得るが、ダサい行動は信頼を失わせる。いよいよイチラッパーとしての信頼が必要になるニガリにとっては尚更そう。つまるところ、今、ニガリが言葉でいくら勝利や優勝を訴えても、そこに本気度が感じられない。

強烈なヴァイブスを武器にしながら、ヴァイブスで勝てなくなっているのが現在のニガリであり、その点でNAIKAの壁は高かった。

 

 

■決勝戦 −NAIKA MCの土俵−

 

決勝はNAIKA MC対ヤングたかじん(呂布カルマ)という決勝らしいカードになった。結果から言うと、延長の末にNAIKAが勝つのだが、僅差ではありながらもNAIKAが若干ではあるが終始押していた印象がある。

 

NAIKAの勝因はいくつかある。まず、NAIKAはもはや準決勝から「優勝したい」という話しかしていないし、絶好調というわけでもないが、会場がNAIKAを応援する空気になっていた。とにかく一言一言に沸いていた。DOTAMAやニガリに対してのリベンジを果たして勝ち上がった結果なのかもしれない。

 

もう一つは、呂布カルマとの相性の良さだろう。NAIKAはとにかく言葉の中身やインパクトで勝負する分、「しゃべっているだけ」「ラップをしていない」というディスはされるものの、言葉の軽さについてディスられることはほとんどない。つまり、呂布カルマが一番ディスりにくいタイプでもある。

また、2人は同年代で仲も結構いいようで、呂布らしくないリスペクトの言葉も出ていた。結果として、「クール対熱さ」という構図の対決を「熱い」会話でやってしまっていた。こうなると完全にNAIKAの土俵になってしまう。

 

NAIKAは大したことは言っていないし、上手い言い回しもない。音楽的にも乗れないラップをしている。それでもその人間性と熱さで客のハートをつかみ、ブレずに泥臭く不器用に続けてきた姿勢が言葉の厚みを生む。そして誰もが応援したくなってしまう。それこそがNAIKAの強さであると改めて感じた。

プロップスの勝利と言えばそれまでだが、結果、終わってみればNAIKA MCの大会だったと思う。

 

NAIKAの優勝が決まった後、呂布カルマが「おめでとう」と声を絞り出し、静かにステージを去った。呂布らしくなかったが、気持ちのいい光景だった。ただ、呂布の背中が初めて切なく見えた。

さらにその後、DOTAMAが泣きながらステージに走ってきて、スト兇離吋鵑離戰戦勝利時のような抱擁をNAIKAと交わしていた。感動的だった。

 

 

■兵どもが夢の跡

 

こうしてUMB2016が終わったわけだが、やはり記憶に残ったのはベテラン勢同士の激闘だったなと。ベスト4以降の互いに全力を発揮しながらの削り合いは熱いものがあって、素直に胸に響くものがあった。UMBらしい真剣勝負の雰囲気がそこには確かにまだ存在した。

しかし再三言っている通り、出場者のレベルが下がった分、有名どころと無名どころの実力差が顕著で、近年にないくらい順当な勝ち上がりになっていた。もし元々出場予定がなかったNAIKAやDOTAMAがいなければ、大会の雰囲気はもっと辛いものになっていただろうし、MOEL53と呂布の出場には大会側も安心したと思う。昨年にも増して下剋上の醍醐味はなくなってきたし、常連の有名勢も目に見えて少なくなっており、やはり大会としては限界を迎えつつあるとも思う。さらに、次回には司会・晋平太もいないし、NAIKAも出ないという。UMB2017は、UMBという看板を掲げた別の大会になっているのではないか。

 

恐らく我々が期待する「UMB」は今年が最後だろう。だからこそ、今大会を観に行くことができて本当によかったと思う。

 

以上

 

 

 

 

 

| 音楽(HIPHOP) | 23:37 | comments(0) |
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